▼第7試合 フライ級56.7kg契約 5分2R(延長1R)
〇浜本”キャット”雄大(クロスポイント大泉)
[延長R 1分08秒 TKO]
×田口滉人(坂口道場一族)
日本でILFJ認定ラウェイ王者となった浜本は、2017年大晦日のRIZINで那須川天心と対戦も2R KO負け。その後、2020年8月にMMAに転向すると、ZSTで歌川大輔に左フックで1R KO勝ち。同年11月に伊藤盛一郎と対戦し、ヒジで切り裂きながらもパウンドでTKO負け。
2021年4月の前戦では、俳優の渡邉龍太郎(SONIC SQUAD)とヒジ無しルールで対戦し、2R TKO負けでMMA2連敗となったが、2022年2月の前戦で、かつて萩原京平に一本勝ちしているサンビストの荒井真人に1R TKO勝ちで再起。5月には藤原俊樹に判定勝ちで連勝をマークした。
対する田口は、2017年に中学1年でアマチュアMMAデビユー。プロで2連勝中で、2021年12月の前戦ではPANCRASE出場経験も持つ道端正司にリアネイキドチョークで一本勝ちしている。
1R、サウスポー構えの田口は、浜本にシングルレッグ、ボディロックテイクダウンを決める。しかし両足はかけさせない浜本。
その都度立ち上がる浜本に田口はダブルレッグからいったんはバック回るも、正対して立つ浜本が右ヒジを振り、右前蹴り。田口も右ストレートを返すが、浜本はヒザ蹴りを腹に効かせる。
2R、田口はシングルレッグから尻着かせバックテイクも足はかからず。立つ浜本は前蹴り効かせ、首相撲ヒザ連打! さらに田口のシングルレッグを切って上になるとパウンド、立つ田口をコントロールしてヒザを突く。判定は19-19×3で延長戦へ。
延長R、組む田口を剥がして首相撲ヒザを効かせる浜本は、金網に詰めての左ヒザ蹴りを田口の腹に突き刺しダウンを奪いパウンドすると、レフェリーが間に入った。
KO勝ちした浜本は、「見て分かったでしょう。勝つイメージが湧かないときもあったけど、出る直前まで不安で勝てるか勝てないか、練習を思い出して乗り切りました。ネクサスのフライ級にもう2人しかいない。僕は3連勝した。もう1人、4連勝している人がいる。平井選手、上がってください。平井選手はグラップラーで打撃に穴があると言われて磨いてきて、自分はグラップリングを磨いてきた。この2人で11月7日、タイトルマッチ、山田代表、どうですか?」と後楽園ホール大会でのタイトルマッチをアピール。
山田代表は「すごい盛り上がっているところなんですけど、候補もう1人いるんで、しっかり練習してきてください」と留保をつけた。