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インタビュー

【RIZIN】新王者クレベル・コイケ「いま朝倉未来と戦うのは後退」「ブラジルにいたアントニオ猪木さんは僕らと同じ」「14歳で来日して19年、日本を助けたい」「Bellatorとの対抗戦でRIZINを代表する」

2022/10/24 07:10

朝倉未来と自分のレベルはちょっと違う

──大晦日にRIZINのビッグイベントがありますが、現時点でどんな相手と戦いたいと思いますか?

「うーん、私まだそれを考えられないけど、榊原さんと後で話すかな、まあ、大晦日出るには、ちょと……、Bellator選手とならファイトマネー、アップかな? それはまだ決まっていない。あとで社長とちょっと話したいけどチャンスはあるので。でもまずは、また自分と家族と一緒にいることだけ(考えている)。大晦日に出る・出ないは来週から考える。私は大丈夫。怪我もしていないし何もないけど。榊原さん、お金アップできるかもしれないかな? ちょっと相談ですね。私、頑張ってるから。あとで社長と話すことだから、誰が来るとかわからないけど、でも頑張ります」

──ファンは朝倉未来選手との再戦が見たいという声も強いですが、そこにはどんな思いがありますか。

「みんないつも、朝倉ともう1回戦うって言っていて。でも朝倉は今はもう……、私、もう1回戦いたいけど、今、私はチャンピオンだから。自分が、今朝倉と戦うとなったら、それは自分(にとっては)バックステップ(後退)かな。彼は自分と戦って1回勝つかもしれないと、私ともう一回やりたい(と思う)のは当たり前で、だから、お金。“お金ファイト”。でも、本物のファイトとウソつきのファイトだったら、自分は本物のファイト(をしたい)。朝倉は、まあまあね。自分はリスペクトある、朝倉に。彼は強いけど、自分と彼のレベルはちょっと違う。私はRIZIN2年くらいで6試合ぜんぶ一本勝ち。私、全部勝つ。朝倉も勝つ、みんなに勝つで。朝倉もっと頑張ってください。もう1回、彼にチャンスの試合あるかもしれない。私はリスペクト(している)。でも私は今(立場が)違うので、私、新しい挑戦をしたいです」

──1Rに相手に肩固めを極めようとし、リバーサルされて下になりました。1Rの段階では自分のプラン通りに出来ていたと思いますか?

「そう、本当だったら自分がちょっと間違えてる(笑)。最初に考えているのは“腕の三角(肩固め)から、バック行くかな”。まあそれが(サイドに抜けず)真ん中だったから彼が逃げた。私“あー!”(となったけど)下だったら私、問題ない。でも彼が最初の腕の三角は、動いたので頑張らないようにして、ちょっと我慢、私はそれが分かっているから大丈夫。2Rとか絶対一本勝ちできる(と思っていた)。彼がディフェンスするのは当たり前。でも私が間違えていた。うん。腕の三角、バック行くから、彼がエスケープした。“うわあ、ごめんね”(と思った)」

──2Rのフィニッシュはクレベル選手の柔道の首投げでテイクダウンしてバックを取りながらの際で三角絞めをセットしました。相手の腕が外に出ていたけど問題なく、投げたらセットできると考えていましたか?

「そう、それが、払い腰だったら、腕の中だって、いつも問題ない。ずっとそれを自分何回も練習して、みんな生徒たちも分かっている。同じポジションでそこからサブミッション。頑張ってる、柔道ディフェンスだったらそれが戻ってる」

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