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【ROAD TO UFC】松嶋こよみがイー・ジャーと対戦、中村倫也と野瀬翔平が決勝進出かけて日本人対決、寝技師・風間敏臣が韓国の強豪キム・ミンウと激突=10月23日(日)

2022/10/20 18:10

中村倫也と野瀬翔平が日本人対決

▼ROAD TO UFC バンタム級トーナメント準決勝 5分3R
中村倫也(日本)5勝0敗
野瀬翔平(日本)9勝2敗2分

 バンタム級では、6月の1回戦でググン・グスマン(インドネシア)に1R アメリカーナで一本勝ちした中村倫也(日本)がLDH martial artsを離れ、フリーとして参戦。当初、同じ1回戦でケレムアイリ・マイマイチツォヘチ(中国)に判定勝ちした風間敏臣(和術慧舟會HEARTS)との試合が決まっていたが、カードはシャッフルされ、準決勝で野瀬翔平(マスタージャパン福岡)と対戦する。

 中村は、2017年のレスリングU23世界選手権フリースタイル61kg級で優勝。2021年に『格闘DREAMERS』を経て、プロ修斗でデビュー。LDH martial artsを離れて移行は、フリーとして、パンクラスイズム横浜のプロ練習に参加し、マモルのパーソナル、津田勝憲のミット、KRAZY BEEでの山本アーセンとの練習、タケ大宮司のファンクショナルトレーニングと、出稽古を中心に、自身でそれをMMAのなかに落とし込んできた。すべてを背負う形で人生を賭けて臨む、27歳の準決勝となる。

 対する野瀬は柔道出身で25歳。高校2年生のときに、団体戦無差別の試合で重量級を相手に首の骨を骨折。地元の九大病院では手術が出来ないほどの重症のなか、ドクターヘリで福岡の病院に緊急搬送されている。

 脊椎損傷センターで足の骨を削って頸椎をつないで固める大手術を行ったが、『殺してくれ』と叫ぶほどの痛みのなか、車椅子に乗るためのリハビリから開始。奇跡的に1年後に痛みや痺れが和らいだものの、1年経っても懸垂1回もできず、腕立て伏せ10回もできない状態から『拾った命・身体だからやりたかったMMAをやろう』とMMAの道を進んだ。

 修斗でプロデビューし2分け後、4連勝をマークも、2020年9月に工藤諒司にKO負け、2021年2月のRoad to ONEで吉野光(※10月20日午後11時~「UAE Warriors34」でジャマル・ラステムと対戦)にスプリット判定で敗れ初の連敗も、以降はMMA5連勝中。3月にはRISE WESTでのキックでも1R KO勝ちを収めている。



「ROAD TO UFC」では、1回戦でウリジ・ブレン(中国)に1R TKO勝ち(※ブレンが右足負傷)し、準決勝でキム・ミンウと対戦予定だったが、9月になって中村に対戦相手が変更された。同門の先輩SASUKEとの福岡での練習を経て、レスラー中村との戦いに向け、身体に沁み込んだ柔道、そして、元UFCの弘中邦佳代表ゆずりの柔術もMMAのなかで駆使して戦う。

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