空手
レポート

【新極真会】全世界ウエイト制大会で日本が女子3階級、男子は2階級を制覇。重量級は男女ともリトアニアが制す

2022/09/29 15:09

【男子軽重量級】


 準々決勝は、まずは多田成慶がリトアニアのジャスティナス・クヴィエトカを本戦4-0で下し、準決勝に進出。渡辺和志は距離を潰しての接近戦でペースをつかめず、サラハト・ハサノフに最終延長で惜敗した。スウェーデンのヨナス・ロジンとジュラス・ソコロヴァスの一戦は、後半に突きを積み重ねたソコロヴァスが本戦で勝利。カザフスタンのウラジミール・アルチュシンとヴァレリー・ディミトロフの準々決勝第4試合は、最終延長3-2の僅差でヴァレリーが辛くも逃げ切った。

 準決勝戦は突きと右の下段廻し蹴りでハサノフの前進を止めた多田が、本戦3-0で決勝戦への進出を決めた。最終シードのヴァレリーはソコロヴァスの無尽蔵のスタミナに飲み込まれ、最終延長0-5で惜敗した。

 多田とソコロヴァスの決勝戦は、お互いの魂を削り合うような消耗戦となった。下段廻し蹴りと豪快な鉤突きで攻め込む多田に対し、ソコロヴァスもかわすことなく真っ向から応戦。ともに一歩も引かず、本戦は0-0となった。だが延長戦に入ると無尽蔵のスタミナを誇るソコロヴァスが、体格差を活かしてやや優勢に。3-0の僅差ながら、強敵を次々と撃破した上で軽重量級の頂点に立った。なお試合後の表彰式では、石原凜々とともにベストファイターとしても選出された。


優勝 ジュラス・ソコロヴァス(リトアニア)
準優勝 多田成慶(日本)
第3位 サラハト・ハサノフ(アゼルバイジャン)
第3位 ヴァレリー・ディミトロフ(ブルガリア)

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