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【超RIZIN】朝倉未来がメイウェザーに2R TKOで敗れる、皇治がジジを3R TKO、吉成名高が1R TKO勝ち、三浦孝太がブンチュアイを腕十字葬=『超RIZIN』詳報

2022/09/25 10:09

▼53.0kg RIZINキックボクシングルール 3分3R ※ヒジ有り
〇吉成名高(エイワスポーツジム)
[1R 2分24秒 TKO] ※レフェリーストップ

×バンダサック・ソー・トラクンペット(タイ)


“ハマの神童”名高はジュニアキック出身で、日本とタイで試合経験を重ねてきた。2017年4月にWMC世界ピン級王座を獲得すると、ムエタイの二大殿堂のタイトル 「ラジャダムナンスタジアム」と「ルンピニースタジアム」のミニフライ級(47.63kg)でタイトル統一し、外国人で2人目、日本人初の快挙を成し遂げた。2022年7月にはペットニポンをヒジでKOし、タイ国プロムエタイ協会フライ級&WPMF世界フライ級の二冠を奪取して“10冠王”を達成。2019年12月から13連続KO勝ち中で、RIZINでは2020年8月の初参戦から5連続KO勝ち中。戦績は41勝(25KO)5敗1分。


 バンダサックはムエサイアム東北、ムエサイアムチェンマイのミニフライ級王座とタイ地方のローカルタイトルを獲得した後、現在は『MAX MUAYTHAI』(タイ・パタヤを本拠地としてタイ人同士だけでなく世界中のファイターを招いて開催しているムエタイの国際大会)を主戦場としている。そのMAX MUAYTHAIでは2016年12月に53.0kg級のタイトルを獲得し、その後も数々の大会で活躍してきた。戦績は78勝21敗5分。


 これまで名高はムエフィームー(テクニシャンタイプ)、ムエカオ(首相撲が得意なタイプ)との対戦が多かったが、バンダサックは“一発”の強いパンチを持つムエマッド。テクニックは名高の方が上だと思われるが、ムエマッドタイプとはこれまでほとんど対戦経験がないため侮れない相手だ。バンダサックの“一発”を当てさせず、テクニックで翻弄することが出来るか。


 ヒジ有ルールでRIZINに新境地を切り拓く名高吉成に対し、バンダサックは2016年12月にMAX MUAYTHAIで53.0kg級王者となり、WLCでラウェイも戦うオーソドックス構えのムエマッドだ。ヒジにはヒジで応戦するなど、強気でアグレッシブなバンダサックを前に、名高の新たな一面が見られるかもしれないカードだ。


 1R、バンダサックの右ミドルをしっかりとブロックする名高は右へ回り込みながら左ボディ。バンダサックの蹴り足をキャッチして豪快にコカす。バンダサックの右ストレートはスウェーでかわし、左ミドルを蹴る名高。左ヒザから左ヒジをヒットさせると明らかなダメージを感じさせるバンダサック。さらに右カーフで片足立ちになったバンダサックに右フックから右ボディのシャトルブローでダウンを奪う。


 ゆっくりと立ち上がったバンダサックだが、足もボディもダメージを感じさせ、最後は右ボディの連打からのヒザ蹴りで一方的となってレフェリーがストップ。名高の圧倒TKO勝ちとなった。


 名高はリング上で「バンダサック選手、来てくれてありがとうございます。相手がいるから試合が出来るので感謝しています。6月に『THE MATCH』があって、みんなレベルが高くて。でも全部ヒジ無しで悔しくて。日本にも強いムエタイ選手がたくさんいるので、もっとムエタイを広めて、そのためには皆さんの力が必要なので応援よろしくお願いします」と語った。

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