▼RIZINスタンディングバウトルール フリーウエイト 3分3R(※勝敗無し)
-皇治(TEAM ONE)
[3R 0分50秒 TKO] ※レフェリーストップ(勝敗は無し)
-ジジ(イラン)
皇治は4歳から空手と日本拳法を学び、キックボクシングでプロデビュー。2012年4月に初代TRIBELATEスーパーフェザー級王座、2013年12月に初代HEATキックルールライト級王座、2017年2月にISKA K-1ルール世界ライト級王座を獲得。2016年2月からK-1 JAPAN GROUPに本格参戦し、同年4月からK-1に参戦。島野浩太朗、卜部弘嵩、スタウロス・エグザコスティディスから勝利を収め、2018年12月には武尊との対戦を実現させた。その後は3連勝して、RIZINに参戦すると2020年9月に那須川天心との対戦も実現させた。2022年は3月に梅野源治、5月にはダウサコンに判定勝ちしている。8月にはヒロキングとボクシングルールのエキシビションマッチを行った。
ジジは1982年4月1日生まれの40歳ということが判明。出身はイランで、身長175cm、体重80kg(皇治は173cm、61.0kg)。「幼少の頃よりストリートファイトに明け暮れ、見境なく喧嘩を売ったり、買ったりしていたが、今は『この力は全てマイボスであるフロイドに捧げている』と、メイウェザーへの心酔ぶりを隠そうとしない」のだという。
1R、ともにオーソドックス構え。ボクシングシューズを履く皇治は左ジャブ。ジジは上下に身体をフェイント。左フックで飛び込むが、皇治はクリンチ。
左アッパーで入る皇治。さらにジジの左を潜って左フックで飛び込み! クリンチするジジ。ガード固め右を振るジジ。かわす皇治。なおもジジは大振りの右で前進も、かわす皇治の右も空振り。右ストレートを突く。左ボディから右に繋げる皇治。ジジはフック系しかなく、1R終盤で息を切らす。
2R、ジジの左ジャブから右ストレートに皇治はクリンチ。さらに左フックを被弾し、腰を落とす。左右ラッシュするジジをブロッキングする皇治。ジジのスタミナが切れたところで皇治は左! さらに詰めてクリンチを突き放して左を当てる。
詰めての左は皇治。クリンチのジジ。左右ボディを突く皇治は左フック、右ストレートでロープに詰める。右アッパー、右フック、右ストレートも体格差で効かせることが厳しいか。皇治の左ボディからの左フックがクリーンヒットするが、ゴング。
3R、ジジのワンツーをかわして左を当てる皇治。さらに右でジジがダウン! 立ち上がったジジの身体が流れるようになると、詰める皇治はジジの右ボディに左フック! ジジが前のめりに倒れ、試合が決した。
プロボクシング経験の無い両者によるボクシングマッチは、皇治の3R KO勝ちとなった。
試合後、皇治は、「当然の結果です。米国から遥々ありがとう。おっちゃんだけど、ジジ、サンキュー。次、出て来るマルコメ君(メイウェザー)。記者会見から圧倒します。マルコメとやりたいです。5億円でやとってください。でも、今日に限っては未来君を応援します。あと、『モテてしゃーない』を卒業します。週刊誌、ついてこないでくださいね」とメイウェザーとの試合をアピールした。