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レポート

【BOM】魔裟斗の目前で吉成名高が鮮烈ヒジ打ちKO!ダブルタイトルを奪取、パンペットがムエタイの底力で柿沼慶に逆転TKO勝ち、ピンサヤームに梅沢武彦が大健闘

2022/07/03 21:07
Shimizu presents BOM 362022年7月3日(日)神奈川・横浜大さん橋ホール ▼メインイベント(第14試合) タイ国プロムエタイ協会フライ級(50.80kg)&WPMF世界フライ級ダブルタイトルマッチ 3分5R×ペットニポン・サックチョロボー(タイ/タイ国プロムエタイ協会フライ級王者)KO 2R 2分22秒 ※左ヒジ〇名高・エイワスポーツジム(=吉成名高/エイワスポーツジム/挑戦者)※名高がプロムエタイ協会、WPMFの新王座に就く。  今回、名高が挑むタイ国プロムエタイ協会のタイトルはラジャダムナンスタジアム、ルンピニースタジアムのタイ二大殿堂スタジアムと並ぶ権威の高いタイトルで、タイでの名高の実績が認められ今回のタイトルマッチへの挑戦者として抜擢された。  現王者のペットニポンは75戦60勝13敗2分の戦績を持ち、蹴り、パンチで容赦なく仕留めにかかるムエマッド(ファイタータイプ)だという。身長は167cmで、名高とほぼ同じ身長とのこと。  これまでラジャダムナン、ルンピニー、プロムエタイ協会の三大タイトルを獲得した選手はタイ人でも存在しておらず、日本人初のラジャダムナン・ルンピニー統一王者となる偉業を達成した名高が今度は世界初の偉業に挑む。さらに、石井一成が返上したWPMF世界フライ級王座も懸けられるダブルタイトルマッチとして行われることも決まった。  1R、まずはローの蹴り合い。名高はフェイントを使って相手の出方を見る。名高はハイも蹴りつつ左右ロー、ペットニポンのハイはスウェーでかわす。お互いに反応を見合った。  2Rは前に出てくるペットニポン。名高は強い左ローを蹴り、ペットニポンは前へ出て組みヒザの勝負を挑む。名高はヒジを打ち、前蹴りで突き放す。右ミドルを蹴られる名高だがヒザをお返し。前へ出る名高はペットニポンをヒジでロープを背負わせると、左ヒザ蹴りから左ヒジでダウンを奪う。  立ち上がったペットニポンだが、カウント8でもフラフラに。レフェリーがそれを見て名高のKO勝ちを宣した。リングサイドには魔裟斗が名高の試合を見るために来ていたが、まさにその目前でのKO劇だった。  名高はマイクを持つと「4月にペットニポン選手とタイトルマッチが決まっていたんですけれど、コロナの影響で前回なくなったと思ったので今回機会をいただいた関係者の皆様に感謝しています。ペットニポン選手、本当に強くてバリバリムエタイで現地で活躍している選手で、途中までどうなるか分からない戦いでしたし、自分もまだ未熟ですのでまだまだ成長した姿を見せます」と、快勝にも関わらず“もっと強くなる”と宣言。  そして「最後にひとつだけ言わせてください……YouTubeのチャンネル登録よろしくお願いします」と言って笑いをとった。 [nextpage] ▼セミファイナル(第13試合) ムエサイアムスーパーミドル級(76.20kg)王者決定戦 3分5R×柿沼 慶(ポゴナクラブ)TKO 4R 1分30秒 ※レフェリーストップ〇パンペット・パドゥンチャイウィタヤ(タイ)※パンペットが新王座に就く。  BOM重量級の主力選手として活躍する柿沼は、パワフルな打撃を武器にこれまでにWMC日本ウェルター級、WMCインターコンチネンタルスーパーウェルター級、BOMスーパーウェルター級の三冠を獲得。2020年10月にムエサイアムのミドル級王座決定戦でプーパンレック(タイ)と対戦するも、引き分けに終わっており、今回2度目のムエサイアムタイトル挑戦となる。12月のIMCインターコンチネンタル・ミドル級王座決定戦ではクリスチャン・ジョセにTKO負け、2021年9月に緑川創にKO負けを喫したが、12月プーパンレックとの再戦でKO勝ちしてWPMFインターナショナル・スーパーミドル級王座を獲得後、「格闘家は強い人とやりたいので負けて引退でもいいからあと1回だけやるかは考えて。多分、やらないと思うんですけれど」と引退を匂わせていた。  その柿沼と対戦するパンペットはタイのオープンフィンガーグローブ大会「ムエ・エクストリーム」の人気選手で戦績は81戦51勝20敗10分。右ミドル、組んでのヒジ・ヒザと多用な攻撃で相手を仕留めにいく。打ち合いも得意としており、柿沼と激戦なるか。  1R始まってすぐ、柿沼が右ローを蹴ってからの左フックでパンペットをグラつかせ右ストレートでダウンを奪う。右ローと左インローでじっくりと攻めて行く柿沼にパンペットは右ミドル。柿沼は右フックを打ち込むがパンペットは組み付く。パンペットの右ハイには柿沼が右ローを返す。  2R、パンペットは前蹴り、右ローを蹴っては組み付く。その右ローに腰を落とす柿沼は思い切って左右フックの打ち合いに持ち込むがパンペットは付き合わずに組み付いてのヒザ蹴り。パンペットは柿沼の消耗を狙って組み付きまくり、ヒザを蹴る。首相撲がいい形で決まり、真っ直ぐのヒザ蹴りも。柿沼は消耗が見え始めた。  3Rもパンペットは柿沼の首をロックしてのヒザ蹴り。パンペットは勢いに乗り、右ミドル、パンチから組み付き右ヒジも打つ。柿沼はフック、ローを蹴ろうとするがすぐに首相撲に捕まってしまう。徹底した首ヒザに消耗が激しい柿沼。左フックの相打ちで柿沼がグラつき、ヒザ蹴りの連打でついにスタンディングダウンを奪われる。パンペットは徹底して首相撲からのヒザを突き刺す。  4R、柿沼は死力を振り絞って打ち合いに行くが、強烈な右ヒジをもらってダウン。パンペットのワンツー、右ミドルに吹っ飛ぶ柿沼。それでも打ち合おうとする柿沼へパンペットが右ヒジ。これで柿沼がダウン。顔を隠しながら立ち上がった柿沼だが、その顏は血まみれに。レフェリーがストップすると柿沼はその場に倒れ込んだ。  パンペットは“余裕だぜ”とばかりに腕立て伏せのパフォーマンスを行い、ベルトを巻いた。 [nextpage] ▼第12試合 BOMスーパーフェザー級(58.97kg)王者決定戦 3分5R〇ボム・ピンサヤーム(タイ/BOMスポーツジム大分)判定3-0 ※48-47、49-48、49-48×梅沢武彦(東京町田金子ジム)※ピンサヤームが新王座に就く。  元ルンピニースタジアム認定バンタム&スーパーバンタム級王者のピンサヤームは2009年6月に初来日して以来、日本人選手を相手に圧倒的な強さを見せつけ、“日本人キラー”の異名を持つ。2018年9月に一度引退試合を行ったが、2019年12月に復帰。ヘンリー・セハスから延長戦の末に勝利を収め、2020年12月にはHOOST CUP日本ライト級王者にもなっている。前戦は4月のBOMでオープンフィンガーグローブマッチに初挑戦し、ライヤマンを2RでTKOに破って健在ぶりを示した。  そのピンサヤームと対戦する梅沢はホームリングのNJKFだけでなく、BOM常連選手として活躍し、昨年7月にはWMCインターコンチネンタル スーパーフェザー級(58.97kg)王者決定戦で堀口貴博に勝利しベルトを獲得すると、今年3月には虎二の挑戦を退け初防衛に成功した。前戦となった5月のNJKFでは、それまで保持していたNJKFスーパーフェザー級王座をHIRO YAMATOに僅差で敗れて失ったが、再び訪れたタイトル獲得のチャンスに向け燃えている。  1R始まってすぐ、ピンサヤームの左ストレートで梅沢がダウン。ジャブで圧力をかけていくピンサヤームに梅沢は蹴りとワンツーで対抗。ピンサヤームは距離を詰めて左右フックとヒジ。右ローから左フックのピンサヤームに梅沢は右ローを蹴る。  2R、ピンサヤームは梅沢の右ローをキャッチするとコカしながら右ハイを放って場内をどよめかせる。さらにキャッチしての右ロー。梅沢はそれでも徹底的に右ロー狙い。左右ミドルと前蹴りも放つ梅沢にピンサヤームは左フックから強烈な右ロー。  3R、ピンサヤームの左ミドルに右ローを蹴り返す梅沢。スピードを活かしてパンチからミドル、前蹴りへつなげていく。両者激しく蹴り合い、ピンサヤームは倒そうとフックを強振。梅沢はスピードのある蹴りを出していく。  4R、ピンサヤームは梅沢の蹴りをキャッチしてパンチ、蹴りを返す。右ハイを狙うピンサヤームだが梅沢はブロック。それでも右ハイを蹴るピンサヤームに梅沢はしつこく右ロー。ローとミドルの蹴り合い、さらにパンチの応酬と一歩も退かない梅沢。  5R、徹底的に左ミドルと右ローを蹴る梅沢にピンサヤームは蹴り足キャッチからの攻撃を多用。ピンサヤームは蹴りを空振りさせておいてコカす上手さを見せる。ピンサヤームは勝ちを確信したか、残り1分は流し気味に終えた。  奮闘した梅沢だったが、判定は3-0でダウンを奪ったピンサヤームの勝利となり、新王座に就いた。 [nextpage] ▼第11試合 WPMFインターナショナル・ミドル級(72.50kg)王者決定戦 3分5R延長1R△MIKE JOE(BATTLE FIELD/TEAM J.S.A)ドロー 判定0-1 ※47-48、48-48、48-48△喜多村誠(ホライズンキックボクシングジム)  JOEはアマチュアボクシングからキックボクシングに転向し、MMAにも挑戦した184cmの長身選手。2020年8月のKrushに初参戦すると、藤村大輔を相手に独特な柔らかい動きでパンチをかわし、右のストレート&フックをヒットさせての判定勝ち。12月の『スーパービッグバン』では神保克哉に判定で敗れ、2021年3月のK-1では木村“フィリップ”ミノルの代替選手として出場したEITOを2Rに右フックでKO。9月のBOMでは松島勲也に延長戦の末に判定負けとなったが、12月のBOMでクリスチャン・ジョセフを5Rに左ボディでKOし、第4代Bigbangスーパー・ウェルター級王座に続きWMCインターコンチネンタルミドル級(72.57kg)王座を獲得して二冠王となった。今回は三冠王を目指す。  喜多村は大学の空手部で主将を務めたのち、伊原道場に入門して2005年7月に新日本でプロデビュー。2011年10月に第4代日本ミドル級王者となった。2015年5月にはラジャダムナンスタジアム認定スーパーウェルター級王座にも挑戦している。2018年10月、元ラジャダムナンスタジアム認定スーパーウェルター級王者のT-98をヒジでカットし、TKO勝利。伊原道場から独立して最初の海人戦ではKO負けを喫したが、その後は3連勝。2021年7月にはBOMミドル級王座決定戦でJを破り王座に就いたが、12月のリマッチで敗れて王座を失った。2022年1月の『NO KICK NO LIFE』ではシュートボクシングの新鋭・璃久とドロー、6月の『ビッグバン』では現Bigbangスーパーウェルター級王者ジョージともドローとなっている。  1R、ジャブで前に出るJOEに喜多村はロープを背負いながら左ミドル、左ロー。JOEは余裕を見せつけるかのように足払い。構えをスイッチするJOEは前蹴りと両手を伸ばして間合いを保ち、喜多村の蹴りをかわしていく。ノーガードになって挑発する場面も。  2R、JOEがワンツーからヒザwお突き刺すと喜多村の動きが止まり、JOEが一気にパンチとヒジで襲い掛かる。喜多村もヒジで応戦する。JOEは喜多村をコーナーから逃さず左ボディ。JOEは喜多村のパンチをパーリングやブロッキングでかわすと顔面前蹴りを直撃。しかしラウンド終盤、喜多村得意の独特の軌道を描く右ハイがヒットする。  3R、喜多村は手数を出してJOEにブロッキングさせ、左ローを蹴る作戦に切り替える。左ローを何度ももらうJOEだが、前へ出ると左ボディ、左ヒザ。JOEも右ローを返し、喜多村の右ローをキャッチする。前蹴りから左右のヒジを打つJOE。喜多村はボディからハイキックと攻撃を散らす。  4R、喜多村が右ボディと右ローで一気呵成に攻める。JOEから余裕が消え、ローでフラつく場面も。パンチでガードさせ、右ローを蹴り込む喜多村。さらにJOEの両腕ブロックの隙間へ縦ヒジを立った着こむ。蹴り足をキャッチするJOEは右ヒジを繰り出すが攻撃がほとんど出ない。  5Rも右ボディストレート、右ハイキック、左ローで攻める喜多村にJOEはパンチとヒジで対抗。喜多村もヒジを打つ。ガムシャラにヒジで襲い掛かり、アッパーとヒザ蹴りを放つJOE。手数を出す喜多村にJOEは右フックから飛びヒザ蹴り。JOEが組み付く場面が増える。最後は両者大振りのフックで打ち合い、ゴングが鳴ると熱戦に拍手が湧く。  判定はドロー。タイトルは主催者預かりの形となったが、喜多村はマイクを持つと「納得いかないのでもう1R延長お願いします」とアピール。盛り上がる場内だったが、中川BOM代表は「タイトルマッチなので延長はありません。9月23日、もう一度、大田区総合体育館でどうですか?」と9月に行われるBOMのビッグマッチでの再戦を提案。両者もこれに応じ、もう一度タイトルを懸けての再戦が決定した。 [nextpage] ▼第10試合 WMCスーバーバンタム級(55.34kg)タイトルマッチ 3分5R〇上野賢志(薩摩ジム)判定3-0 ※50-46、49-47×3×TAKAYOSHI(東京町田金子ジム)※上野が新王座に就く  1R、サウスポーの上野はワンツーから左ヒザ、TAKAYOSHIは右ミドルを蹴るが距離感は上野がつかんでいる様子。上野の踏み込んでの左ストレートがヒットする。  2R、上野は左ストレート、TAKAYOSHIは右ストレートを繰り出す。前に出るTAKAYOSHIが右ミドルを蹴っていき、上野は右へ身体を傾けながらの左ストレートでTAKAYOSHIに尻もちをつかせるがこれはスリップ判定。  3R、パンチの手数を増やしていく上野は左ストレートを起点にパンチで前へ出ていく。TAKAYOSHIも右ミドルで応戦するが、上野が左ミドルからの左ストレートをヒット。  4R、TAKAYOSHIの攻撃を距離ではずす上野だが、TAKAYOSHIは間合いを詰める。そこへ上野がアッパーを交えたコンビネーション、TAKAYOSHIもヒジを放つ。、  5R、前に出て距離を詰めるのはTAKAYOSHIだが、ロープを背負った上野は左フック。TAKAYOSHIのパンチをかわして左を的確に当てていく。詰めて左ボディのTAKAYOSHIに上野は左ストレート。上野はコーナーに詰められながらも左フックからの右フックを返し、 終始試合をコントロールして判定勝ちで新王座に就いた。 [nextpage] ▼第9試合 WMC日本フェザー級(57.15.kg)タイトルマッチ 3分5R×佐野貴信(創心会/WMC日本フェザー級王者)TKO 3R 2分46秒 ※レフェリーストップ〇大翔(WSR荒川/WMC日本フェザー級暫定王者)※大翔が新王座に就く。  佐野はバランスのいい攻撃を持ち味として各団体のランカー入り。BOMでは2019年4月に川原龍弥とのWMC日本フェザー級王座決定戦を制しベルトを巻いた。同年12月には松本龍斗の挑戦も退け初防衛に成功している。  挑戦者の大翔はテクニシャンとして知られ、今年3月のWMC日本フェザー級暫定王者決定戦では大輔との一戦を制しベルトを巻いた。佐野と大翔は昨年4月のBOMで対戦経験があり、佐野が2RKO勝ち。佐野が返り討ちし王座統一なるか、それとも大翔がリベンジ&ベルト奪取か。  1R、佐野の右ミドルとサウスポーの大翔の左ミドルの蹴り合いからスタート。大翔は時折左ストレートを放つが、初回は様子見。  2R、いきなり左ストレートを叩き込む大翔。佐野はじりじりと前へ出て右ミドルを蹴り、前蹴りで大翔を転倒させる。右の蹴りをどんどん蹴っていく佐野に大翔は手数が減ったが、終盤には左ミドルを当てて左ストレートにつなぐ。  3R、佐野は左ストレートをもらったか右目が大きく腫れる。両者とも飛びヒザを打ち合い、佐野はパンチのコンビネーションを繰り出すが、大翔の左ハイキックでバランスを崩したところへ左ストレートからのヒザをもらってダウンを喫する。  様子がおかしい佐野は揉み合って倒れるとなかなか起き上がることが出来ず、レフェリーが試合をストップした。  大翔はマイクを持つと「WMCのベルトは一番最初に獲りたかったベルトだったので嬉しいです」と笑顔でマイクアピールした。 [nextpage] ▼第8試合 WMC日本ウェルター級(66.68kg)タイトルマッチ 3分5R×KAZU(蒼天塾/GTジム/王者)KO 2R 1分22秒〇与儀竜也(真樹ジム沖縄/挑戦者)※与儀が新王座に就く。  1R、挑戦者らしく積極的に前へ出てボディを中心に攻める与儀にサウスポーのKAZUはヒザと左ローで応戦。下がりながらもしっかりと左ミドルを蹴るKAZUに与儀は序盤ほど前に出れなくなる。  2Rが始まってすぐ、与儀の右ストレートでKAZUがこれはノーダウンと判定。すぐに与儀が前へ出て左縦ヒジからの右ストレート、そして右ローでダウンを奪う。  KAZUが流血してドクターチェック。再開後、両者打ち合いをする中で与儀が右ストレートでダウンを追加。バックハンドブローで応戦するKAZUはさらに打ち合うが、ヒザを出したところに与儀が右フックで3度目のダウン。与儀がKOでタイトルを奪取した。  与儀はマイクを持つと「自分は去年ベルトを獲ると決めて目標まで突っ走ってきたので、諦めなければ絶対にかなうと思っています」と興奮気味にマイクアピールした。 [nextpage] ▼第7試合 BOM 67.00kg契約 3分3R延長1R×引藤伸哉(ONE'S GOAL)判定0-3 ※28-29、29-30、28-29〇ブッダルイ・ショウブカイ(タイ/尚武会)  引藤はWPMFとWMCの日本王座を二冠保持し、BOMのリングでは強豪ジャオウェハーに勝利してムエサイアム イサーンタイトルを獲得するなど活躍。一度は引退したが、今大会で復活を果たす。ブッダルイは対戦相手の欠場を受けての緊急参戦。  1R、サウスポーの引藤は左ミドル&ローと右前蹴り。ブッダルイも右ミドルを蹴り返す。引藤がジャブから左ミドル。ミドルの蹴り合いとなるが、両者ともスネブロックで相手のミドルを防御する。  2Rもミドルの蹴り合い。互いに大きな展開を作れない中、ブッダルイが組んで引藤を倒す。引藤は長いリーチから思い切りストレートを伸ばすが、ブッダルイはスウェーでかわしてみせる。  3R、前に出る引藤は前蹴りを当てるが、首相撲ではコカされる。ようやく左ストレートをヒットさせる引藤にブッダルイは右ミドルを蹴り続ける。引藤も左ミドル。ブッダルイが右ミドルを当て、すぐに蹴り返す引藤の左ミドルはスネでカットするブッダルイ。  判定3-0でブッダルイが勝利、引藤は復帰戦を勝利で飾ることは出来なかった。 [nextpage] ▼第6試合 BOMスーパーミドル級(76.20kg) 3分5R〇バス・レンジャージム(タイ/レンジャージム)判定3-0 ※29-28、30-29、30-28×植村真弥(WSRフェアテックス幕張)  植村は2018年6月からK-1 JAPAN GROUPに参戦しているが、ムエタイルールの試合も並行して行い2022年2月14日、WMC日本ヘビー級王座に続いて王座決定戦を制しM-1 JAPANライトヘビー級王座を獲得している。戦績は13勝(8KO)11敗1分。今年5月のKrushで、最大138kgあった体重から75kgに大幅減量して話題となったが、神保克哉にKOで敗れた。今回はBOMでお馴染みの重量級ムエタイ戦士バスと対戦する。  1R、バスはパンチでボディを狙い、強い右ミドルも。植村が左ボディを打つとバスはヒジを見せる。これで植村は右目上から流血。右ミドルで快音を響かせるバス。残り30秒になると植村は左右フックを大きく振り回すがバスはかわす。  2Rが始まるとすぐに植村が左右フックを振り回してラッシュ、これにバスも思い切り右ヒジを振り抜く。離れるとバスが右ミドル、組んでのヒザ蹴り。右ミドルを蹴られる植村は左右フックを振り回すが、バスは余裕でかわす。連打を繰り出す植村にバスがヒジを構えると植村は攻撃を止めて後退。バスは右ミドルを蹴る。右ミドルの連打に植村は空振り、すぐにヒジを見せるバス。植村は左右フックでバスをコーナーへ詰めるがなかなかヒットを奪えない。  3R、植村がフックを繰り出しながら接近するとバスは首相撲。構わず連打する植村にバスがヒジ。前へ出る植村のフックを空振りさせたバスは回転ヒジを繰り出す。左ロー、左ミドルを蹴り、植村が踏み込むと前足払いで転倒させるバス。余裕のバスは距離を詰めてくる植村に踊るように軽快なステップを踏んで挑発。左右フックで何度もアタックする植村に上体を左右に振ってかわすバス。最後に植村の左フックが2発バスを捉えたが、判定3-0でバスが勝利を収めた。 [nextpage] ▼第5試合 WMC日本フライ級(50.80kg)次期挑戦者決定戦 3分3R延長1R×優心(京都野口ジム)判定 ※9-10×2、10-9、〇シンイチ・ウォーワンチャイ(ウォーワンチャイプロモーション)※本戦の判定は29-28、29-29、29-29。  1Rは両者ジャブ&ローで様子見。優心は組むとコカしに行くが、シンイチも簡単にはバランスを崩されない。  2R、シンイチは組み付くと胴タックルのようにして優心をコカす。優心は右ミドルを蹴っていき、シンイチは右インロー&左ロー。  3R、シンイチは組んで首をロックしてのヒザ蹴り。シンイチの真っ直ぐ突き刺すヒザに優心は回して蹴るヒザで対抗。首相撲でねじ伏せるシンイチがコーナーへ詰めてヒジを見舞う。右ストレートから右ミドルを放つシンイチは、優心が蹴ってくるとワンツーを合わせる。  延長R、右ヒザをキャッチして大きくコカすシンイチ。優心は右ストレートを打つがシンイチは首相撲に持ち込む。ヒザ蹴りでイニシアティブを握ったシンイチが延長戦で競り勝った。 [nextpage] ▼第4試合 WMC日本スーパーフェザー級(58.97kg) 3分3R〇パルコ・レンジャージム(RANGER GYM)TKO 1R 2分45秒 ※レフェリーストップ×渋谷昂治(東京町田金子ジム)  1R、パワーの差を見せつけるかのようにパルコは組むと渋谷を3度転倒させる。渋谷が不用意にジャンプしての右前蹴りで飛び込んだところへ、パルコが右ストレートを直撃。仰向けに倒れた渋谷は立ち上がることが出来ず、レフェリーがストップした。 [nextpage] ▼第3試合 WMC日本 61.00kg契約 3分3R×虎二郎・FLYSKY GYM(FLYSKY GYM)KO 1R 1分32秒 ※右ヒザ蹴り〇力也(WSR湖北)  1R、両者間合いをとったロー&ミドルの蹴り合いから力也が左ボディブローを炸裂させる。力也は前蹴りで虎二郎にロープを背負わせるともう一度左ボディから右ヒザ。虎二郎はうずくまり、そのまま立つことが出来なかった。 [nextpage] ▼第2試合 WMC日本スーパーフェザー級(58.97kg) 3分3R×向井貫太(WSR三ノ輪)判定 ※28-29、29-30、28-29〇しょーい(湘南格闘クラブ)  ルールを問わず様々なリングに上がっている向井と、現在6戦無敗の新鋭しょーいが対戦。  1R開始と同時に積極的に攻めていくのは向井。荒々しくパンチで襲い掛かり、飛びヒザを放つ。パンチ主体で前へ出るしょーいに向井はトリッキーに動きながらミドル&ローを蹴っていった。  2Rも開始と同時に右ミドルからの右ストレートで攻めていく向井。蹴ってパンチで近付くと組んでのヒザ蹴り連打。しょーいはヒジで応戦する。組むと思い切り右のヒジを叩きつけるしょーい。向井にロープを背負わせてヒジを打つ。  3R、パンチで襲い掛かるしょーいに向井はヒザやミドルで迎え撃つ。両者ともヒジを振り回し、フックも交錯。動き回る向井に突進を続けるしょーい。判定3-0で前に出たしょーいの勝ちとなった。 [nextpage] ▼第1試合 WMC日本女子スーバーバンタム級(55.34kg) 2分3R×NANA☆SE(MSJキックボクシングジム)判定0-2 ※28-29、29-29、28-29〇北川 柚(京都野口ジム)  互いに組んでのヒザとヒジの攻防。パンチ&ローから組み付いてのヒザが続く中、3R終盤にNANA☆SEが左右フックのラッシュで前へ出ると、北川が右ストレートをクリーンヒット。手数のNANA☆SEと的確性の北川となり、北川が判定2-0で勝利を収めた。 [nextpage] ▼オープニングファイト3 WMC日本 55.00kg契約 3分3R△タクト・ウォー・ワンチャイ(ウォー・ワンチャイ プロモーション)ドロー 判定1-0 ※29-28、29-29、29-29△渋江健司(Y'ZD GYM)  ジャブを突く渋江にタクトはいきなり右ストレートを放っていく。前蹴りからの右ストレートで2Rから前に出る渋江に、タクトは組んでのヒザを繰り返す。攻める渋江と組みヒザのタクトという図式となり、決着はつかずドローとなった。 [nextpage] ▼オープニングファイト2 WMC日本 61.00kg契約 3分3R〇拳太(MSJキックボクシングジム)判定3-0 ※30-28×2、30-27×仲地宏治(Y'ZD GYM)  左右に構えをスイッチしながら後ろ蹴り、左ミドル、顔面前蹴りを駆使してダイナミックな動きを見せる拳太。仲地は前へ出ていくも先手をとられる。3Rに顔面前蹴りでヒザを着きそうになった仲地はパンチで前へ出るが、拳太は左フックで迎え撃ち、首相撲のヒザに捉えた。判定3-0で拳太が勝利。 [nextpage] ▼オープニングファイト1 BOM女子48.00kg契約 2分2R延長1R〇押川香菜(ウォー・ワンチャイ プロモーション)判定3-0 ※20-18×3×岩﨑美穂(YSSジム)  開始から押川がミドルを蹴って左右ストレートで突進、連打で息つく暇もない岩崎はくみつくが押川はヒザ蹴りで攻撃の手を休めない。2Rも押川の猛攻は続き、判定3-0で勝利を収めた。
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