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【DEEP JEWELS】18歳、須田萌里が村上彩にリベンジ判定勝ち、HIMEが桐生祐子を秒殺KOでRIZINにアピール、古瀬美月が山崎桃子に完勝、ケイト・ロータスが連敗脱出

2022/09/10 19:09

▼第6試合 DEEP JEWELS 49kg以下 5分2R 
×桐生祐子(フリー)48.95kg
[1R 0分37秒 KO]

〇HIME(毛利道場)49.15kg→49.00kg

 桐生はDEEP JEWELSで2連勝後、2018年12月に山口さゆりに判定負けし、主戦場をONE Warrior Seriesに移した。ONE Warrior Seriesでは2勝1敗で、2019年10月にはエディラー・ヨハニーに腕十字で一本勝ち。2020年4月の『Road to ONE:2nd』では、SARAMI戦が発表されるも緊急事態宣言下で欠場。その後はリングから離れていたが、2021年12月の『DEEP JEWELS 35』で2年2カ月ぶりに復帰。井上智子に判定勝ちで復帰戦を飾った。

 かつてはこんがりと焼けた小麦色の肌がトレードマークで南国系ビジュアル格闘家と呼ばれていた桐生だが、復帰にあたっては日焼けをやめて美白の“ホワイトゆうこ”として生まれ変わった。2022年3月の復帰2戦目でサダエ・マヌーフに判定2-1で勝利すると、5月には長きにわたって国内トップクラスに君臨した富松恵美からも判定2-1で勝利を奪う番狂わせを起こしてみせた。

 対するHIMEはバスケットボール選手として活躍し、大学卒業後にも実業団の日立笠戸女子に所属。ポイントガードとして活躍した。MMA転向後は、2021年3月大会のプロデビュー戦でケイト・ロータスに判定勝利。さらに6月大会では、藤田大和の姉・藤田翔子にも判定勝ちで2連勝をマーク。12月の3戦目で元DEEP JEWELSストロー級暫定王者・本野美樹に敗れ初黒星を喫したが、2022年3月大会ではDEEP女子ミクロ級&DEEP JEWELSアトム級二冠王の大島沙緒里から番狂わせの判定3-0勝利をもぎ取った。

 桐生は「目指せ大舞台」とRIZIN出場を目標に掲げており、RIZINで活躍する大島を破ったHIMEに勝つことはアピール材料となる。HIMEも大島戦に続き、女子格闘技界で名前のある桐生を破って、さらなるステップアップを狙う。

桐生
「8月31日で35歳になりました。ちょっと熟したんですけど(笑)、いまだに成長し続けていて、いま一番体力もついて強くなってきているなと思っているので、熟女パワーを見せて勝つので、応援、よろしくお願いします」

HIME
「今回、ちょっとオーバーしちゃったので、再計量できっかり落として試合はしたいと思いますので、よろしくお願いします」

 1R、出入りの速いHIME。右ストレートを効かせると、桐生が後退。HIMEの左右が伸びると桐生は金網に釘付けに。いったんは組みに行こうとするが組ませないHIMEがワンツーを打ち込むと桐生がダウン。HIMEが見事なKO勝ちを決めた。

 試合後、HIMEは「毛利道場から来ました地方ファイターのHIMEです。今までKOが無かったので、絶対にKOしようと思っていました。今日、2つ決めていて、あかりが試合後すぐに練習につきあってくれてありがとう。あと、49kgで2試合目。49kgでやっている意味は、RIZINに出たいので、これだけカッコよく勝ったんで、そろそろ出てもいいんじゃないでしょうか」と語った。

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