MARRION APPAREL presents Fighting NEXUS vol.23
◆Main Card(16:00~START)
▼第10試合 トリプルメインイベント第3試合 MARRION APPARELpresents Fighting NEXUSバンタム級王者決定戦 バンタム級 61.2kg契約 5分2R(延長1R)×福島啓太(K-PLACE)[2R 4分25秒 三角絞め]〇河村泰博(和術慧舟會AKZA)
トリプルメインイベント第3試合では、5連勝からPANCRASEで平田丈二に敗れた福島啓太(K-PLACE)がFighting NEXUSにカムバック。3連勝中の河村泰博(和術慧舟會AKZA)と「バンタム級王者決定戦」に臨む。
河村はPANCRASEでキック18連勝の記録を持つRYUKIに三角絞めで一本勝ち(※その後、RYUKIは2021年7月のDEEPで雅駿介にTKO勝ち)。2021年4月の前戦では ジェイク・ムラタに一本勝ちのリザルトを持つ強豪・森山壱政に、判定勝ちしており、この勢いのまま戴冠なるか。2018年のPANCRASEでは福島と同じく平田丈二に判定負けしており、拮抗した戦いとなりそうだ。
1R、引き込みから腕十字スイープし、福島の立ち上がりにがぶりチョークを狙う河村。
2R、オーソから右ハイは河村。ワンツーの右を当てて前に出る福島に引き込む河村は下からヒザ十字狙いからスクランブルの際でバックテイク。4の字に組んで背後からリアネイキドチョークを狙う。さらに河村は福島の正対際に狙っていた三角絞め! 絞め落としてベルトを腰に巻いた。
試合後、ケージの中で河村は「いま大きな団体でバンタム級王者を集めていますが、日本人にももっと面白いベルト持ってるやつやる人いるよ、という意味でベルトを獲りました。ネクサスから出た渡部修斗選手のように僕もRIZINは出たいんですけど、いろんな団体のチャンピオンがいて、あまり強くないチャンピオンもいるんで、片っ端から倒していこうと思います」と笑顔で語った。
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▼第9試合 トリプルメインイベント第2試合 株式会社ブシドーpresents Fighting NEXUSフライ級王者決定戦MMA5分2R(延長1R)フライ級56.7kg契約〇橋本薫汰(K-PLACE)[延長判定3-0] ※30-27, 29-28, 29-28×タイガー石井(とらの子レスリングクラブ/PFCフライ級王者)
トリプルメインイベント第2試は、注目のフライ級戦。駒杵嵩大(FightBase都立大)が返上したフライ級王座決定戦が行われる。3連勝中の橋本薫汰(K-PLACE)と、2連勝中のタイガー石井(とらの子レスリングクラブ/PFCフライ級王者)がベルトを争う。2019年に石井は駒杵にスプリット判定負け、橋本は一本負けしているが、そこからの伸びしろはいかに。
1R、サウスポー構えの石井に橋本は右ミドルを当て、残り2分でダブルレッグテイクダウン。クローズドガードの石井のホールドを残り10秒で引きはがした橋本は立ち上がり上から蹴り。
2R、右ローを打つ石井の蹴り足を取ってテイクダウンは橋本。下の石井は首だけを三角に絞めてポジションを上に。その際で両者立ち上がり、左で差す橋本はバックテイク。後ろの橋本にアームロック狙いの石井。離れて右を突く橋本が前に。本戦判定は1者橋本(20-18, 19-19×2)もドローで延長へ。
延長R、サウスポー構えの石井はスイッチ右ロー、オーソから右ローを返す橋本。右アウトサイドローの石井に右インローの橋本はダブルレッグテイクダウン! 下からネルソンでめくろうとする石井は立ち上がる。
スタンドで詰めて右ストレートをヒットさせる橋本! さらに連打から前蹴り、ダブルレッグテイクダウン。首を抱える石井は下のままゴングを聞いた。
判定3-0(30-27, 29-28, 29-28)で勝利し、ベルトを巻いた橋本は「延長までいって結構キツい試合でしたけど、ベルトが獲れてよかったです。反省点はあるので練習して頑張ります。フライ級の国内盛り上がっているんで、そこに俺も混ぜてもらえたらなと思います」と語った。
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▼第8試合 トリプルメインイベント第1試合 I.D.comグループpresents MMA5分2R(延長1R)当日計量61.2kg契約×亀松寛都(POD/PFC)[判定0-2] ※19-19, 18-20×2〇田口滉人(坂口道場一族)
トリプルメインイベント第1試合は当日計量の61.2kg契約で、亀松寛都(POD/PFC)と田口滉人(坂口道場一族)が対戦。右ハイを当てる亀松に田口はグラップリング勝負。シングルレッグテイクダウンからドミネートし、判定2-0(19-19, 20-18×2)で田口が勝利した。
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【試合中止】▼第7試合 MMA5分2R(延長1R)当日計量61.2kg契約村田純也(鈴木道場)安永有希(CUTE)
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▼第6試合 MMA5分2R(延長1R)当日計量65.8kg契約×大越崇弘(TRIBE TOKYO MMA)[2R 3分43秒 アンクルホールド]〇須藤拓真(X-TREME EBINA)
1R、金網に詰める大越に須藤は跳びついてのギロチン狙いも着地。ダブルレッグテイクダウンは大越。ハーフから肩固め狙い。下の須藤はオモプラッタからヒザ十字、サドルから内ヒールを狙う。2R、右ミドル、右ストレートで前進し、組んで引き込む須藤。潜りから互いにストレートフットロック狙い。腿に鉄槌を打つ大越。サドルロックを組んだ須藤は、なおも内・外とヒールフックを狙い、最後はアンクルで極めた。
ケージの中で須藤は「この後タイトルマッチがあると思いますけど、自分ならどっちも倒せると思うのでタイトルマッチよろしくお願いします」とアピールした。
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▼第5試合 MMA5分2R(延長1R)当日計量65.8kg契約×滝田J太郎(キングクラフト/和術慧舟會)[1R 4分51秒 TKO] ※ヒザ蹴り〇寿希也(BLUE DOG GYM)
1R、滝田の再三のシングルレッグを切る寿希也。滝田はシングルレッグからバックテイク、得意の腹固めも抜いた寿希也はスタンド勝負。滝田の入りにヒザを合わせパウンドアウト。「ベテラン選手でも若手の方が強い。タイトルお願いします」と語った。
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▼第4試合 MMA5分2R(延長1R)当日計量65.8kg契約×唐沢タツヤ(GRABAKA)[2R 4分04秒 リアネイキドチョーク]〇森山壱政(SONIC SQUAD)
1R、右ローから入る森山に対し、サウスポー構えの唐沢は左ミドル。ダブルレッグテイクダウンに行くが、森山は金網掴み注意。逆に差し返してテイクダウン。上を取る。
2R、森山のインロー、ヒザに引き込む唐沢。スタンド。唐沢の蹴りの打ち終わりに森山の右ローが下腹部に。中断。再開。右ミドルを打つ森山は、唐沢のシングルレッグを切り、ノーアームギロチン、さらにドミネートしてバックから4の字ロック、リアネイキドチョークを極めた。
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▼第3試合 MMA5分2R(延長1R)当日計量70.3kg契約〇石田陸也(DOBUITA)[1R 1分19秒 腕十字]×健吾(CLUB F3)※出場予定の餅瓶太選手が一身上の都合により欠場となったため、健吾が出場に
1Rにケージに詰めた石塚がテイクダウンからマウント、腕十字を極めた。
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▼第2試合 MMA5分2R(延長1R)当日計量70.3kg契約〇ゴリる(今成柔術)[1R 1分19秒 ヒールフック]×隅田一樹(パンクラスイズム横浜)
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▼第1試合 MMA5分2R(延長1R)当日計量70.3kg契約×河名マスト(ロータス世田谷)[延長R 0分46秒 TKO] ※有効打によるカット、ドクターストップ〇ジェイク・ウィルキンス(フリー)
パウンドありルールでプロデビューする河名真寿斗は、レスリンググレコローマンで、2017年U-23世界選手権59kg級金メダル、2015年世界ジュニア60kg級銅メダル。
同日に修斗でプロデビューする中村倫也と同期で、専修大学時代に全日本学生選手権、全日本大学グレコローマン選手権も制している。東京五輪レースでは、文田健一郎、太田忍に次いで3番手につけていた。ジェイク・ウィルキンスは、2019年の全日本アマチュア修斗選手権ライト級で優勝を遂げている。
1R、ともにオーソドックス構えから、首投げのウィルキンスにすぐに立ち上がる河名。サウスポー構えに変えたウィルキンスは左ヒジ、ストレートで河名は大量の鼻血。再開。ウィルキンスの蹴り足を取ってテイクダウンする河名だが抑え込めず。ウィルキンスの首投げを潰してサイドを奪うとマウントでパウンドを数発落としてゴング。
2R、組んで脇潜りスタンドバックにつく河名。崩してマウントも乗り過ぎて煽られ、ウィルキンスはケージウォークで立ち上がる。しかし、ついていく河名はサイド、マウント奪いパウンド。サイドからヒザを突く。本戦判定は1Rずつ取り合い、3者19-19ドローで延長戦に。
延長R、左ハイキックを当てるも蹴り足を取られたウィルキンスだが、立ち上がりヒジ!河名はハイキックでカットしたか、傷口が大きくドクターストップ。河名はグラウンドではほぼドミネートしたが、マウントを返して勝機を掴んだウィルキンスが、逆転のTKO勝ち。
延長RでTKO勝ちしたウィルキンスは流ちょうな日本語で「応援ありがとうございます。ちょっと心が折れかけましたが、今後もネクサスのベルトを狙います」と笑顔で挨拶した。