キックボクシング
レポート

【REBELS】鈴木宙樹と安本晴翔が新王者に、日菜太は坂本優起に延長戦で辛勝

2019/06/10 01:06

▼第7試合 REBELSvs新日本キック 3対3対抗戦 先鋒戦 フェザー級 3分3回戦(延長なし) REBELS-MUAYTHAIルール
○千羽裕樹(スクランブル渋谷)
TKO 2R2分46秒
×瀬川 琉(伊原道場稲城支部)

 REBELSvs新日本キックの先鋒戦。REBELS側からは2015年にプロデビューした33歳の千羽、新日本キック側からは2018年にプロデビューした瀬川が、それぞれ出撃した。戦績は千羽が19戦9勝(2KO)8敗2分、瀬川が7戦5勝(3KO)2敗だ。


 1R、オーソドックスの千羽は左の前手を前手を伸ばしながら前進。サウスポーの瀬川が左ストレートを繰り出すと、千羽は組んでのヒザ蹴りと縦ヒジで迎え撃つ。ワンツーからの縦ヒジと右ミドルのコンビネーションも決める千羽


 2R、巻き返しを図る瀬川も鋭い左ハイと左ストレートで迫るが、打ち合いに入ったところで千羽の連打をもらってスタンディングダウンを取られてしまう。ダメージが残る瀬川に対し、千羽は右フックからの右ミドル。これで2度目のダウンを喫した瀬川は、いったん立ち上がったものの再びうずくまり、ここでレフェリーストップとなった。

 千羽がホームリングで瀬川にTKO勝ち。今大会の対抗戦はREBELSの勝利で幕開けとなった。

▼第6試合 63kg級 3分3R REBELSルール
×耀織(=よしき/Y's glow)
判定1-2 ※28-30、29-28、28-29
○与座優貴(橋本道場/極真会館2017全世界ウェイト制軽量級優勝)

 極真空手の世界王者である与座は2勝(2KO)の戦績で迎えるREBELS初陣。対する耀織も空手出身で5勝(1KO)3敗2分の戦績を持つ。


 1R、いきなり強烈な左ハイを繰り出した与座に対し、左右フックの連打を返す耀織。与座は左インローも効かせていき、構えをスイッチしながらのジャブとフックもヒット。終盤には与座の左ハイで耀織がぐらつく。


 2R、与座は左ジャブから左右ローを蹴り、左ハイ強襲もたびたび見せる。耀織はパンチで前に出ようとするが、与座のジャブが見えずに被弾する場面が多く、足も削られて苦しい展開が続く。


 3R、一矢報いたい耀織がパンチの連打で手数を重ねる。ガードを固める与座に対し、耀織はアッパーやボディーをねじ込む。両者はヒザ蹴りを荒々しく打ち合いながら、もつれて転倒する場面も。与座は疲労したか、耀織にコーナーへと押し込まれるなどペースダウンした。

 スプリット判定での勝利となった与座。その表情からは落胆と歯がゆさが見て取れた。

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