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【RISE】メインのトーナメント準決勝・田丸辰vs.空龍まさかの無効試合、大激闘制した数島大陸との決勝はどうなる? 女子はAKARIとerikaが王座決定戦進出

2022/04/24 20:04

▼第7試合 第2代 RISE QUEENミニフライ級(-49kg)王座決定トーナメント準決勝 3分3R延長1R
○erika(=名前の後ろにハートマーク/SHINE沖縄/同級2位)=48.85kg
TKO 2R 2分42秒 ※右ヒザ蹴り
×大倉 萌(大道塾 吉祥寺支部/同級4位)=48.7kg
※erikaが決勝戦へ進出。


 erikaは沖縄在住の選手で、ぱんちゃん璃奈とは練習仲間でもある。2020年8月のREBELSに参戦し、平岡琴から番狂わせの勝利をもぎ取ると10月の「RISE GIRLS POWER QUEEN of QUEENS 2020」に参戦。1回戦で寺山日葵を相手に猛攻を見せ、延長戦で敗れるも寺山を苦しめた。2021年2月には百花からNJKFミネルヴァ・アトム級王座を奪取。12月にAKARIから勝利を収め、王座挑戦が内定していたが、2月に宮﨑に敗れて一歩後退した。戦績は8勝2敗。3人の子供を持つシングルマザーであり、キャッチフレーズは“3児のヒロイン”。


 大倉は10歳の頃から大道塾・空道を学び、2017年には『北斗旗全日本空道体力別選手権大会』の女子215(身体指数=身長+体重)以下クラスで優勝。2020年1月のBOUTでプロデビュー。同年10月に開催された『QUEEN of QUEENS』にプロ2戦目で抜擢され、百花と接戦を演じポテンシャルの高さを見せつけている。2021年3月はミニフライ級(-49kg)NEXT QUEENトーナメントで準優勝。AKARI、宮﨑に連敗を喫したが今年2月にエミNFCに勝利して再起。戦績を3勝(1KO)3敗とした。また、早稲田大法学部卒、超有名金融会社勤務の文武両道ファイターでもある。


 1R、大倉はvs.サウスポーのセオリーとは逆の右回りで軽快なステップで動き、折って来るerikaに右ミドル。erikaが左ストレートを伸ばしてくると前蹴りで止める。


 2R、距離をグッと詰めてパンチを打っていくerikaに大倉は変わらず右へ回り込みながらミドル、前蹴りを蹴るが、このラウンドからはワンツーも出す。右を当てては離れるを繰り返していた大倉だが、徐々に回り込みが遅くなり、erikaの左フックをもらって完全に動きが止まる。


 そこへerikaが左フックで畳み込み、さらにパンチをまとめて最後はボディへのヒザ蹴りをグサリ。大倉はダウンを喫し、何とか立ち上がるもレフェリーが様子を見て試合をストップした。


 歓喜して嬉し泣きするerikaは「この寺山選手が引退してベルトを絶対私が沖縄へ持って帰る気持ちで練習してきました。沖縄の皆さん、私を応援してくれてサポートしてくれて本当にありがとうございました。私は絶対に沖縄へベルトを持って帰ります」と、優勝宣言した。

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