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【RISE】メインのトーナメント準決勝・田丸辰vs.空龍まさかの無効試合、大激闘制した数島大陸との決勝はどうなる? 女子はAKARIとerikaが王座決定戦進出

2022/04/24 20:04



▼第8試合 第2代 RISE QUEENミニフライ級(-49kg)王座決定トーナメント 準決勝 3分3R延長1R
×宮﨑若菜(TRY HARD GYM/同級1位)=48.7kg
判定0-3 ※30-29、29-28×2
○AKARI(TARGET/同級3位)=49.0kg
※AKARIが決勝へ進出。


 宮﨑は空手をバックボーンに持ち、アマチュアキックでは2019年KAMINARIMON全日本女子トーナメント-52kg級優勝。RISE QUEENアトム級王者・宮崎小雪の姉。2019年10月にRISEでプロデビューし、武内紗耶香、大塚愛莉、坂本優、大倉に勝利もAKARIには2度敗れている。前戦は今年2月にタイトル挑戦目前だったerikaを破った。戦績は6勝(1KO)2敗。


 AKARIはジュニア時代から第2代RISE QUEENなど5冠王の神村エリカに憧れ、教えを乞い神村の遺伝子を継ぐ女子高生ファイターで、2019年9月大会にてプロデビューを飾り、2021年3月の「ミニフライ級NEXT QUEENトーナメント 2021」で宮﨑若菜、大倉萌を破って優勝。初代RISE QUEENミニフライ級王者・寺山日葵に挑戦したが、判定3-0(49-48×3)で敗れた。前戦は2021年12月、erikaに延長戦の末に判定負け。戦績を8勝(1KO)2敗とした。キャッチフレーズは“美脚炸裂シンデレラ”。


 前述のように、両者は2019年11月と2021年3月に2度対戦。いずれもAKARIが勝利しているが、宿命のライバルとして3度目の対戦を迎えることになった。


 1R、AKARIは右ミドル、右前蹴り、右ローと右の蹴りを多用。宮崎が左ストレートから入ってくると右ストレートで迎え撃つ。ボディを打つ宮崎へAKARIは右ストレートをヒット。AKARIはジャブも当てていく。必ず自分の蹴りで攻撃を終わらせていくAKARI。


 2Rは宮崎が入り込んで左右の連打をまとめ、AKARIが右ストレートを打ち返す。宮崎は左ローも強烈。パンチの数を増やす宮崎にAKARIはヒザ蹴りで対抗。前蹴りで突き放し、時折打ち合いも見せるAKARI。ロングリーチの右ストレートがヒットする。


 3R、宮崎が蹴りからの左右4連打、ボディからの連打とインファイトを仕掛け、AKARIは右ストレートとヒザで応戦。前蹴りで突き放す。宮崎のパンチの回転力に押され、クリンチが増えてしまうAKARIにはイエローカード。しかし、ここでAKARIも打ち合いに出て、ガムシャラな左右連打で猛然と追い上げる。


 判定は2-1の僅差でAKARIが勝利。敗れた宮崎も勝者のAKARIもガックリとうなだれた。



 AKARIはマイクを持つと「正直なこと言うと、もっと強くなった姿を見せたかったんですけれど、宮崎選手の成長スピードが速くて、まだまだだなって思ったので。まだまだ私にはノビシロががあると思っています。もっとやらないといけないと思っています。こんなんじゃ(神村)エリカ先生が 安心して赤ちゃんを産めないので、私自身が強くならなければいけないのかなって思います。私が王者になるので、これからもっともっと仕上げてもっと強くなります」と、さらに強くなって決勝に臨むとした。


 そして前の試合で大倉にTKO勝ちしたerikaもリングに上がり、マイクを持つと「見ててどっちも応援してしまったんですが、タイトルマッチの相手がAKARI選手に決まってしまったので私がベルトを沖縄に持って帰るので練習して差をつけて勝ちたいと思います」と、AKARIとの再戦に自分ももっと強くなって臨むとした。

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