▼第1試合 RIZINキックボクシングルール 63.5kg契約 3分3R
○大谷翔司(スクランブル渋谷/INNOVATIONライト級王者)
[1R 2分52秒 KO] ※3ノックダウン
×力也(村上塾/MA日本ウェルター級王者)
大谷は陸上自衛隊出身。2016年にデビューし、2019年1月にはREBELS-MUAYTHAIライト級タイトルへの挑戦を経験(ドロー)。他団体の王者クラスと試合経験を積み、2020年8月にはJAPAN KICKBOXING INNOVATIONで紀州のマルちゃんを破り、INNOVATIONライト級王座に就いた。12月にはKNOCK OUT-BLACKライト級バズーカ巧樹とノンタイトルマッチで対戦し、ダウンを奪って判定2-0で勝利。しかし、2021年5月のタイトルマッチでの再戦では逆にダウンを奪われて判定負けで王座奪取に失敗した。12月には王座防衛に成功。戦績は14勝3敗7分。
力也はグローブ空手出身で2度の軽中量級優勝を果たしてプロデビュー。そのプロデビュー戦では拳剛をKO。2013年にはデビュー6戦目でモハン・ドラゴンをKOして関係者を驚かせた。2021年にはMA日本ウェルター級王座を奪取。9月にはシュートボクシングで村田聖明にKO負けを喫している。戦績は11勝7敗。
今大会唯一のキックボクシングマッチ。1R、開始と同時に前へ出る大谷。力也の左フックに右を被せる。互いにカーフを蹴り合い、大谷がワンツーをヒットさせてさらに右で追い打ちするとパンチをまとめていく。次々と右をヒットさせる大谷に力也も打ち合うが大谷のワンツーが的確だ。
しかし、大谷が力也にケージを背負わせて連打していたところで力也がカウンターの左フックでダウンを奪う。ダメージが深刻な大谷に力也が倒しにかかるが、今度は大谷が左フックから右ストレートのカウンターでダウンを奪い返す。
さらに右ストレートでダウンを追加する大谷。最後は連打からの右フックで力也から3度目のダウンを奪い。大谷が逆転KO勝ちを飾った。歓喜の大谷はケージに昇って勝利をアピール。
大谷は「予定ではもっと危なげなく勝つ予定だったんですが大舞台であたふたしちゃって危なっかしい展開になりましたが、2日間のスタートとしていい仕事が出来たかなって感じです。まだまだ上を目指してこの階級のトップ選手とやりたいと思っているので陸上自衛隊徒手格闘部隊出身の大谷に注目してください。この2日間楽しんでください」とマイクアピールし、拍手喝さいを浴びた。