▼第7試合 無差別級 5分3R
○関根“シュレック”秀樹(ボンサイブルテリア)
[2R 3分49秒 TKO] ※サッカーキック→パウンド
×貴賢神(フリー)
貴賢神は、父が日本人で母がフィリピン人。一卵性双生児の弟として、少年時代より空手やキックボクシングなどに親しみ、中学校在学中にはバスケットボールで茨城県選抜の主力選手として全国3位になっている運動神経の持ち主。元幕内力士で、貴乃花部屋に所属していた元十両のスダリオ剛(貴ノ富士)の双子の弟である。
関根は、山梨学院柔道部出身。卒業後、静岡県警で機動隊や暴力団担当の刑事を務め、ボンサイブルテリアジムでブラジリアン柔術を習得。2009年にMMAデビュー後、7連勝で2016年12月に『ONE Championship』に参戦。世界ヘビー級王者ブランドン・ベラとの試合に向け、43歳にして警察官という安定した職を捨て、プロ格闘家に転向した。柔術、グラップリングでも実績を残しながら、プロレスのリングでも活躍。全日本、ハードヒット、リアルジャパンといったリングでも人気を博している。2020年2月にはRIZINのリングにも上がりロッキー・マルティネスにTKO負けを喫したが、2021年大晦日にシビサイ頌真を2RでTKOして名を挙げた。
18kgの体重差がありながら、四点ヒザを関根が認め有りに。グローブタッチを求めた関根に貴賢神は応じず。
1R、先に右ローを打つ関根。しかし圧力をかける貴賢神も軽く右ロー。右から左フックを当てる関根。さらに右の蹴り。関根の入りに貴賢神も右を入れる。ガード上にワンツーを入れる貴賢神。
ブロックする関根。貴賢神は右ロー。互いに手数少なく慎重な展開。貴賢神は左インローも。金網背にサークリングする関根は右ローを返す。
2R、右カーフキックを突く貴賢神。関根はダブルレッグからヒザを着いて詰めてついにクラッチしてテイクダウン。金網背に立ち上がる貴賢神に、さらにフロントスープレックス! 亀の貴賢神にサイドバックからパウンド!
しかし立ち上がる貴賢神のがぶりに足を持っての引き込み返しでスイープから上に。亀になる貴賢神を引いて寝かせてサイドからパウンド! 再び亀の貴賢神にヒザ! なおも仰向けにさせると、サイドから鉄槌。亀になる貴賢神にサッカーキック! 崩れる貴賢神に再びサッカーキックを打ち込み、パウンド連打、レフェリーが間に入った。
24歳差、18㎏差を跳ね返して勝利した関根は、貴賢神に「大丈夫? 君は大丈夫だから」と話しかけて握手。
リング上でマイクを握り、「おいおいおいおい、格闘技はね。暴力には負けない! 正義は負けない。プロレス最強、ボンサイ柔術最強、BELLWOOD FIGHT TEAM最強、昭和最強!」と咆哮。続けて「ケージは守り抜いたから、あとは矢地選手、お願いします」とメインに繋いだ。