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【RIZIN】グスタボが矢地を返り討ちTKO、関根“シュレック”が貴賢神にTKO勝ち、金原が摩嶋をTKO、征矢も復帰戦TKO勝ち、須藤が渡部との接戦制す、江藤が雑賀にTKO勝ち=TRIGGER3rd

2022/04/16 14:04

▼第5試合 57kg契約 5分3R
○征矢 貴(パラエストラ松戸)
[2R 3分29秒 TKO]
×中務修良(NOMAD)


 征矢は、難病であるクローン病との闘病を続けながら、2019年6月の『RIZIN.16』で2年ぶりの試合に臨み、川原波輝を相手に1R KOによる復活勝利。その2カ月後には、村元友太郎も2R TKOに降すなど連勝を飾ったが、病気が再発。今回の試合まで2年8カ月の時間を要した。


 中務はレスリングで東海大会に出場経験あり。2018年にWardog Cage Fight 17 高木大翔戦でプロデビューも三角絞めで一本負け。しかし、19年7月には第2代WARDOGストロー級王者決定戦でふじい☆ペリーにリアネイキドチョークを極め、第2代WARDOGストロー級王者に輝いた。21年10月にMagisaを同じくチョークで極め、22年1月のGLADIATOR 16では蒔田伸吾をパウンドアウトしTKO。2連勝中だ。


 1R、オーソドックス構えの征矢に、サウスポー構えの中務が先に左ミドルを当てる。詰める征矢がに左ハイで押し戻す中務。征矢も右ボディストレートを入れる。


 左前足を外に取る征矢。中務の左ミドルを掴んで崩すが深追いせず、中務のダブルレッグを切る。右ボディストレートを狙う征矢。そこを狙う中務は左ハイもここも潰す征矢。


 ニータップから近づく征矢は左前手を伸ばし、右を当てると中務がヒザを落とす。しかし征矢も左を相打ちでもらう。遠間からダブルレッグに入る中務は引き込み。ダブルアンダーから足を戻して蹴り上げから立つ。


 左ミドルをニロック上に当てる中務。しかし詰める征矢が首相撲。離れて右バックフィスト。かわした中務に右ミドルハイ、さらにヒザ蹴りと蹴り分け、右のロングフックで詰めてゴング。


 2R、左から右ストレートに繋ぐ征矢。回る中務は、ダブルレッグから引き込みも離れる征矢。なおも右を振ってダブルレッグ、引き込みの中務。下から蹴り上げて立つ。右ハイを打つ征矢。引き込みの中務は下からラバーガード狙い。


 立ち際に右を狙う征矢は詰めて右を当てると、中務の左に右の打ち返し、さらに飛び込んで前手の左フックでダウンを奪い、インサイドから強いパウンド! 中務の足をさばいてニアマウントから立ち際にサッカーキック! この一撃を効かせてサイドからパウンド連打! レフェリーを呼び込んだ。



 試合後、征矢は「前回から3年くらい空いてしまって、カード発表されるたびに、ファンからの『征矢の試合が観たい』という声で戻ってくることができました。泣くつもりはなかったんですが……ヘルニアになろうとクローン病になろうと、一緒に戦ってくれる人がいる限り、僕は不滅なんで、また会いましょう」と涙を流して復活を語った。

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