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【RIZIN】グスタボが矢地を返り討ちTKO、関根“シュレック”が貴賢神にTKO勝ち、金原が摩嶋をTKO、征矢も復帰戦TKO勝ち、須藤が渡部との接戦制す、江藤が雑賀にTKO勝ち=TRIGGER3rd

2022/04/16 14:04

▼第4試合 バンタム級(61kg)5分3R
×渡部修斗(ストライプル新百合ヶ丘)
[判定1-2]

○須藤拓真(X-TREME EBINA)


 渡部は、父に修斗初代ウェルター級チャンピオンの渡部優一を持つ父子鷹。柔道&レスリングをバックボーンに、2012年にPANCRASEでプロデビュー。以降はZSTで経験を積み、2018年にFighting NEXUS初代バンタム級王座決定トーナメントを制し、王座を戴冠。2019年にDEEPに初参戦し、必殺のマジカルチョークで一本勝ち。2020年8月にRIZIN初参戦し、元UFCファイターの井上直樹にリアネイキドチョークで一本負けも、続くNEXUS×PFCでの一本勝ちで再起を遂げると、2021年3月のRIZIN.27で、修斗の若き天才・田丸匠にマジカルチョークで一本勝ち。RIZINバンタム級GP出場を決めた。


 2021年6月の前戦では、RIZIN.28東京ドーム大会でのトーナメント一回戦で朝倉海と対戦。朝倉にギロチンチョークを仕掛けるも、強烈なパウンドを被弾し1R TKO負けを喫した。いったんは引退も考えたが、現役続行を決意。2021年10月の『RIZIN LANDMARK vol.1』で、内藤頌貴を1R ダースチョークで極めて再起を飾っている。


 対する須藤は、MMA5勝無敗の勝利のすべてを足関節で極めている“レッグハンター”。


 2020年2月の「Fighting NEXUS」での谷育磨戦でのヒザ十字により一本勝ちでプロMMAデビュー。その後、大谷啓元、大越崇弘にも一本勝ちし、2021年10月の「Road to ONE: 5th」では、南風原吉良斗をヒザ十字葬。11月3日のプログラップリング『UNRIVALED 1』でも北田俊亮をヒールフックで極め、2021年12月のMMA前戦では森山壱政の打撃にピンチになりながらも下からの内ヒールフックを極めて5連勝。2021年9月の全日本ノーギ・エキスパート・フェザー級でも優勝、紫帯で黒帯を撃破するなど、柔術、グラップリング、MMAを並行して戦っている。キック歴4年の経歴も持つ。


 1R
、ともにオーソドックス構え。右ローを当てる渡部。キック経験がある須藤は足を上げてチェック。右ローを当てて左ジャブ、右ストレートを当てる。渡部も右ストレートを返す。


 渡部の右ヒザが赤くなる。ニータップ狙いの渡部だが深追いせず。互いに右カーフを当てて、渡部が右ロー! 須藤がダブルレッグへ。これをがぶり、ギロチン狙いの渡部に、腕を巻き込み引き込む須藤。渡部はもぐりから足狙い。


 ハーフからディープハーフを狙い左足を外からかけてスイープ狙い。しかし首を抱えて潜らせない渡部、いったん首を抜くと、逆に首を抱えるが、首を抜く渡部がヒザを須藤の頭に突く。


 2R、右カーフを当てる渡部。足がもつれた須藤は右腕をオーバーフックして引き込み。外側から抱えコムロックに極めを狙うが、そこに左手で顔面にパウンドする渡部。インサイドガードに入る渡部。腰を抱くと須藤は再び右手をオーバーフック。足を触らせない渡部は潜らせないようハーフから潜ろうとする須藤の顔にパウンドし剥がす。


 上体を立てシッティングから足を手繰った須藤は左足を脇に抱え、上を取らずに足首を抱えるが、ヒザを抜いている渡部。須藤の外掛けの足をかけさせずサドルを組ませずゴング。


 3R
、右を振って手を着いて後ろ廻し蹴りを狙う須藤。さらにスライディングからイマナリロールを狙う。ダブルレッグから引き込みへ。渡部も首を抱えて潜らせず。



 須藤はハーフから上を取りながらサドルを組むと内ヒールフックへ! 片足で両足をかけせない渡部。ヒザを抜くと、須藤も下から鉄槌。ヒザを合わせて回転して足関節を狙う須藤は下から蹴り上げ! さらにヒザ十字、内ヒール狙いへ。ヒザを抜く渡部。回転して上になるとパウンドを入れてゴング。


 判定は2-1に割れ、須藤の足関節のニアフィニッシュが評価され、勝利。6連勝をマークした。

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