シュートボクシング
レポート

【シュートボクシング】笠原弘希が強烈ボディで西岡蓮太を鮮烈KO、史上初の三階級制覇!フェザー級は川上叶が延長戦の末に2階級制覇を達成

2022/04/10 20:04

▼第4試合 53.0kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
×内藤啓人(BELLWOOD FIGHT TEAM/SB日本バンタム級4位)
延長R 判定0-3 ※9-10×3
○HIROYUKI(RIKIX/元新日本バンタム級王者、元新日本フライ級王者)
※本戦の判定は28-28、27-28、28-28。


 内藤は元DEEP☆KICK-55kg王者の内藤凌太、元SB日本スーパーバンタム級王者で現在ONEで活躍中の内藤大樹の2人の兄を持つ。「三兄弟の中でも一番センスがある」と関係者から評されている23歳のテクニシャンで、前戦は昨年10月に元WPMF世界スーパーフライ級王者・片島聡志から勝利を収めた。


 HIROYUKIは目の良さと身体能力の高さを活かし、打たせずに打つ試合が持ち味。時折、派手な蹴り技も見せる。新日本キックボクシング協会の第6代日本フライ級王者&第12代日本バンタム級王者。様々な団体に参戦しており、2021年7月には『NO KICK NO LIFE』でムエタイ五冠王の鳩を鮮やかなハイキックでマットに沈め、9月のBOMでは二冠王の稔之晟に判定勝ち。今年1月には大ベテランの藤原あらしをTKOに降した。戦績は28勝(13KO)10敗4分。


 1R、ミドルとローの蹴り合いで、威力のある右ローを蹴るのはHIROYUKI。ジャブの突き合いから右ストレートもヒットさせる。内藤は右オーバーハンドを狙うがHIROYUKIはブロック。


 2R、ジャブの突き合いからHIROYUKIが矢のようなワンツーを決め、一気にワンツーの連打、左ボディ、飛びヒザ蹴りとラッシュを仕掛ける。右ストレートと左ボディを強打するHIROYUKIに内藤は右カーフを狙い撃ち。さらに内藤が首投げを決めてシュートポイントを奪うが、HIROYUKIは首相撲からのヒザ蹴り連打と左右ボディで内藤を圧倒する。


 3R、右カーフを狙い撃ちする内藤にHIROYUKIはジャブ、右ロー、ヒザ蹴りと強い攻撃。ワンツーとボディで攻めるHIROYUKIだが、内藤も下がらず応戦。HIROYUKIのパンチをキャッチすると一本背負いでシュートポイントを奪う。再開後はHIROYUKIがワンツーの猛攻で右ストレートを強打して圧倒する。

 本戦の判定はジャッジ1名がHIROYUKIを支持するがドロー。延長戦へ突入する。内藤の右カーフで前足が大きく流れるHIROYUKIだが、右ストレートと右フックを打ち込む。するとHIROYUKIも負けじと右カーフを蹴り始めるが、内藤の右カーフにバランスを崩す場面が続く。HIROYUKIのワンツーにしっかりアゴを引いて受ける内藤へ、HIROYUKIはアッパーを突き上げる。最後はHIROYUKIが右ストレート強打と左右ボディでラッシュを仕掛けて内藤をダウン寸前に追い込んで差を付け、粘る内藤を振り切った。

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