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レポート

【UFC】コヴィントンがマスヴィダルに5R判定勝ち、RDAがモイカノに判定勝ち、ミッチェルがバルボーザ降し6連勝! ウマル・ヌルマゴメドフが14連勝、ウクライナのモロズは一本勝ち=『UFC 272』

2022/03/06 11:03

【メインカード】

▼フェザー級 5分3R
〇ブライス・ミッチェル(米国)145.5lbs/66.00kg 15勝0敗(UFC6勝0敗)※UFC6連勝
[判定3-0] ※30-25, 30-26, 30-27
×エドソン・バルボーザ(ブラジル)145.5lbs/66.00kg 22勝11敗(UFC16勝11敗)

 フェザー級0位のバルボーザ、11位のミッチェル。

 ストライカーのバルボーザは、2019年にライト級からフェザー級に転向。2020年5月にダン・イゲにスプリット判定負けも、2020年10月にマクワン・アミルカーニに判定勝ち後、2021年5月にシェーン・バルゴスに右フックでKO勝ちで2連勝。2021年8月の前戦はギガ・チカゼに3RKO負けした。

 柔術黒帯でレスラーでもあるミッチェルは、公式戦14勝無敗。2018年2月の「The Ultimate Fighter Season 27」では非公式でブラッド・カトナにリアネイキドチョークで一本負けも、以降、UFCで5連勝中だ。2020年10月の前戦ではアンドレ・フィリに判定勝ちしている。

 1R、サウスポー構えのミッチェル、オーソドックス構えのバルボーザ。圧力をかけるミッチェルに下がりながら右ミドルのバルボーザ。しかし前に出るミッチェルは、ワンツーの右、さらに左を当ててダウンを奪うと、シングルレッグからハイクロッチでテイクダウン!

 下のオリヴェイラの片足を腿に乗せて支点を無くして寝かせると、クローズドガードで背中を着いたバルボーザに右ヒジ!上体を蹴って押してスペースを作って立ち上がるバルボーザ。右の後ろ回し蹴りも見せる。

 2R、右を差して、右ローを打ったバルボーザ。そこにカウンターのダブルレッグテイクダウンはミッチェル! 中央で寝かせるミッチェルにバルボーザはクローズドガード。ミッチェルはインサイドからヒジを打つ。

 左目尻から出血をするバルボーザ。ケージ際に移動し押し込むと、腰を潰してパス狙い。バルボーザは左でオーバーフックしてスイープ狙いも、この際もついていくミッチェルはニアマウントからハーフで抑え込みパウンド。残り10秒で足を持ちながら中腰でパウンド。

 3R、ワンツーで前に出るバルボーザ。ミッチェルは左ハイでバランスを崩し下になるが、バルボーザは立たせる。サウスポー構えから右手を伸ばしダブルレッグテイクダウン! ここも背中を着かせるミッチェル。バルボーザは足を上げて三角絞め狙いも、持ち上げスラムするミッチェル。

 パウンドに出血が多くなるバルボーザ。ミッチェルはついにマウントを奪うと、ハーフに戻すバルボーザを左で腰を抱き、右でこつこつパウンドしブザー。両者はひざまづいて言葉をかわした。

 判定は3-0(30-25, 30-26, 30-27)でミッチェルが勝利。神に感謝します。常に自分を信用し続けてくれた。ここまで来れたのは皆さんのお陰です。私はMMAに向けて生きている。人を傷つけることが得意なわけじゃない。人を助けることも。病に苦しむ子供たちに寄付したい」と語った。

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