▼ダブルメインイベント第1試合 Krush女子アトム級タイトルマッチ 3分3R延長1R
○菅原美優(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/王者)
判定3-0 ※30-28、30-29、30-27
×優(NEXT LEVEL渋谷/挑戦者)
※菅原が2度目の防衛に成功。
菅原は第5回K-1アマチュア全日本大会チャレンジBクラス女子-50kg優勝、第6回・第7回K-1アマチュア全日本大会チャレンジBクラス女子-45kg優勝の実績を引っ提げて2019年1月にプロデビュー。2戦目で初黒星を喫したがその後は負けなしで、2020年11月の女子アトム級王座決定トーナメント決勝戦で第3代Krush女子アトム級王座に就いた。2020年3月に美容技術専門学校を卒業し、“戦う美容師”として活動している。2021年3月には3戦全勝のホープNOZOMIからダウンを奪って勝利し5連勝。5月のMIOとの初対決で判定負けするも、11月のタイトルマッチでの再戦ではダウンを奪っての判定勝利でリベンジ&初防衛に成功した。戦績は7勝2敗。
優は中学・高校と陸上部に所属し、インターハイで4位の実績を持つ。30歳を過ぎてからキックボクシングを始め、現在は代官山にある美容室のオーナーでありアイリスト(アイメイクアーティスト)。2017年5月にKrushでプロデビュー。2019年11月にチャン・リーから勝利するも、2020年7月の「第3代Krush女子アトム級王座決定トーナメント」準決勝で菅原美優に敗れ、11月の山田真子戦でも敗れて連敗となったが、2021年5月にMOEから延長戦で勝利をもぎ取った。戦績は3勝5敗1分。
1R、菅原は右ローとジャブ、ミドルを空振りするとバックハンドブローで軽くヒットを奪う。優が前へ出てくると前蹴り。右カーフを蹴る菅原に優はパンチで突進したがホールディングに。優のミドルには左フックを合わせに行く。菅原に先手を取られる優は組み付きが増える。
2R、菅原は右フックからヒザ、さらに左ミドル。離れると顔面前蹴り。優が前へ出ようとするとタイミングのいい前蹴りで転倒させる。菅原は右カーフから左の顔面前蹴り。優は足を掴んでしまう。左手で推しながらのヒザ蹴りも見せる菅原。優のパンチは空を切り、菅原がこのラウンドもペースを握った。
3R、菅原が右ローを連打。ワンツーで入り込む菅原に優はクリンチ。優が入ってくると近距離で右アッパー、右フックを当てる菅原。離れると菅原が前蹴り、優が左右ミドルで対抗すると左右フックを合わせる。優をプッシュして下がらせると顔面前蹴りをクリーンヒット。さらに飛び込んでのヒザ蹴り。優はホールディングが多いため警告が与えられる。最後は菅原が右ストレート。
判定は3-0で終始先手を取り、ペースを握り続けた菅原の勝利。2度目の防衛に成功した。
菅原はマイクを持つと「押忍。もっともっと成長した姿を見せたかったんですがもっと練習頑張ります。アトム級全員で頑張っていきますので応援よろしくお願いします。押忍」と、アトム級選手全員で盛り上げていきたいと語った。