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インタビュー

【UFC】ゲイジーと対戦するピンブレット「正直、俺が負ける展開が見えない」=1.24『UFC 324』

2026/01/22 16:01
 2026年1月24日(日本時間25日)、米国ラスベガスのT-モバイルアリーナにて『UFC 324: Gaethje vs. Pimblett』(U-NEXT配信)が開催される。  米国で新たにパラマウントとのパートナーシップがスタートする『UFC 324』のメインイベントは「UFC世界ライト級暫定タイトルマッチ」として、元UFC世界ライト級暫定王者で元BMF王者のジャスティン・ゲイジー(米国)と、UFC7勝無敗のパディ・ピンブレット(英国)が暫定王座を争う。 ▼UFC世界ライト級暫定王座決定戦 5分5Rジャスティン・ゲイジー(米国)26勝5敗パディ・ピンブレット(英国)23勝3敗 ※UFC7連勝中  ライト級正規王者のイリア・トプリア(ジョージア/スペイン)は妻のジョルジーナ・バデルは結婚生活が破綻し離婚が迫っており、トプリアは息子と娘の2人の子供のために、家庭に専念することを選んだという。  そんななか、暫定王座戦に臨む“激闘王”ゲイジー(4位)は、24年4月の『UFC300』でマックス・ホロウェイと試合終了間際にマット中央で打ち合いを繰り広げた末に右フックで失神KO負けしたが、25年3月『UFC 313』で負傷欠場したダン・フッカーの代役ラファエル・フィジエフに判定勝ちで再起を遂げている。37歳。  対する5位のピンブレットは、UFC7勝0敗の30歳。人気先行の評価もあったが、24年7月にキング・グリーンを1R 三角絞めに極め、25年4月の前戦ではマイケル・チャンドラーを相手に終始優勢に進めて3R TKO勝ち。一気に評価を覆した。思い切りのいい打撃と、10の一本勝ちをマークする極めの強さが武器。MMA23勝(7KO・TKO/10SUB)3敗。  対するゲイジーはオールアメリカンレスラーでありながら、体幹の強さから繰り出すフック系のパンチやローキックなどの強烈な打撃が武器。前戦では肉弾戦でない打撃戦で競り勝つ“やりすぎない”クレバーさも見せた。MMA26勝(20KO・TKO/1SUB)5敗で一本負けはハビブ・ヌルマゴメドフの三角絞めとチャールズ・オリベイラにリアネイキドチョークの2試合のみ。  チャンドラー相手に打撃で先行し、組みでもバックを奪ったピンブレットは、UFCでは初の5R戦でゲイジー相手にも立ち合い、組み勝つことができるか。UFCのダナ・ホワイト代表は、このゲイジーvs.ピンブレットの勝者が次に「王座統一戦」としてトプリアと戦うとコメントしている。  なお、同級では、UFCライト級ランキング1位のアルマン・ツァルキアンが25年1月の『UFC 311』で当時ライト級王者だったイスラム・マカチェフと対戦予定だったものの、土壇場で負傷し出場を逃しているが、王座挑戦権獲得の有力候補だった。ツァルキアンは11月にダン・フッカーを肩固めで破り、26年1月に王座に再挑戦できることを公言していたが、実現ならず。Xで不満を漏らしている。会見でのパディ・ ピンブレットとの一問一答は以下の通りだ。 [nextpage] パディ・ ピンブレット(ライト級5位)「みんな俺を過小評価して、簡単に勝てると思う。でもオクタゴンに入った瞬間に、それが間違いだって分かる」 ──UFCの世界王座には届かないと言う人もいましたが、あなたはそれを覆し、今回タイトルマッチに臨みます。今、この舞台を迎えてどんな気持ちですか? 特別ですか、それともいつも通りの試合ですか?「ただの一試合だよ。特別扱いはしてない。いつも通り試合に出て、勝って、できればフィニッシュする。それだけだ」 ──ここまで比較的リスペクトある雰囲気でしたが、ジャスティン・ゲイジー(ライト級4位)は先日のインタビューで「パディを徹底的に痛めつけたい」と言っていました。その発言は聞きましたか?「聞いたよ。正直、笑った。『お漏らしさせるくらいビビらせたい』みたいなことも言ってたろ?あれは面白かったな。でもこれが俺たちの仕事だ。殴り合いに来てるんであって、枕投げしてるわけじゃない」 ──彼は「この試合に負けたら引退も考える」とも言っています。その重圧は影響すると思いますか?「いい質問だな。慎重になる可能性もあるし、最後の勝負だと思って一気に来るかもしれない。ラファエル・フィジエフ(ライト級9位)戦の1Rは少し慎重だったけど、その後はいつも通りだった。ウィットマンは名コーチだし、いいプランを用意してくるだろう。でも俺のプランの方が上だと思ってる。正直、俺が負ける展開が見えない」(※フィジエフ戦=2025年3月『UFC 313』でゲイジーが判定勝ち) ──王座が目標なのはもちろんですが、ゲイジーのようなレジェンドと戦えること自体については?「最高だよ。俺の戦績にまた一人レジェンドが加わる。長年見てきた選手と同じオクタゴンに立てるのは名誉だ。でも、この世界は憧れの相手と戦って、倒すためにあるんだ」 ──王者のイリア・トプリア(ライト級王者)が4月から6月の復帰を示唆していましたが、そのスケジュールはどうですか?「4月は無理だな。来月は休暇だ。6月の終わりか7月の頭ならいい。1年も待たされたんだから、これ以上待つ気はない」 ──年末年始のキャンプは大変だったのでは?「最悪だった。もう二度と1月の試合はやらない。クリスマスも誕生日も台無しだ。でも仕方ない。これは初のParamountイベントのメインで、UFCが俺とゲイジーを信用してる証拠だし、タイトルマッチだからな」 ──ダスティン・ポイエー、エディ・アルバレス、マイケル・チャンドラー(ライト級12位)らを表す“暴力の三角形”という表現があります。あなたはチャンドラー、トニー・ファーガソンに勝っていて、そこにゲイジーが加われば、同じような“暴力の三角形”が作られますね。「それもいいな。ただ、どうせ俺が勝ったら『ピークを終えた相手だった』って言われるんだ。でもそれはいつものことだ。数日後に俺が勝てば、また同じことを言われる」 ──ゲイジーは「彼と戦えば、勝っても負けても身体はボロボロになる」と言っていますが、その覚悟は?「ボロボロになるのはあいつだけだ。俺は何ともない。今までで一番のダメージを与える。約束するよ。オファーが来た時も、ただの一試合だと思った。俺は誰との試合も断らないしね。そもそも当初は10月にアブダビでゲイジーと戦う予定だったけど、あの時は王座戦じゃなかったから、あいつが断ったんだろ。ようやく実現するって感じだ」 ──コーチは「キャリア最高のキャンプ」だと言っていましたが?「間違いなく、今が今までで一番いいキャンプだ。最高だったよ。よくある言い方だけど、人生で一番いいコンディションだと思ってる。ここ何年かで一番体重管理も楽だったし、体の調子も抜群だ。正直、誰にも負ける気がしない。ゲイジー相手でもな」 ──最後にもう一つ。前回の試合以降、ロンダ・ラウジーがパネルで、あなたを「今一番好きなUFCファイター」に挙げていました。史上最大級のスターからそう言われたことについては?「彼女はMMA史上でも最大級のスターだし、女子では間違いなく一番だ。そんな人から評価されたって聞くのは、やっぱり最高の気分だよ」 ──もし今回勝って王者になったら、どんな王者になりたいですか?「何度も防衛したいんだ。みんなが俺がすぐウェルター級に転向するって騒ぐけど、そんなことは言ってない。最低でも3回は防衛するべきだと思ってる。だからまずはライト級でしっかり防衛する。それから歳を取って、体も大きくなったら、その時にウェルター級を考える」 ──歴史上で、目標にしたい王者はいますか?「いや、特にいない。俺は俺だ」 ──世界的な人気を持つ数少ないファイターの一人ですが、もし一か所だけ選べるなら、どこで試合をしたいですか?「簡単な質問だな。リバプールのスタジアム。それ一択だ」 ──ロンドンで、あなたとモリー・マッキャン(元UFC女子フライ級ファイター)が同日に勝って大騒ぎになった夜は、キャリア屈指の瞬間でした。もし今回王者になったら、あの時のような瞬間は再現されますか?「モリーは来ない。来月ボクシングの試合に出るから、同じような形は無理だ。でもチームとは盛大に祝うよ。そこは心配するな」 ──アルマン・ツァルキャン(ライト級1位)戦が、MMAと大食い対決で実現したら、勝つのはどっちですか?「楽勝だ。どっちでも俺が勝つ」 ──『スカウサー(リバプールの住民)はKOされない』とよく言っていますが、それはなぜですか? 「特別な人種なんだよ、俺たちは。そういう作りなんだ」 ──今回、オッズではあなたがフェイバリットのままでした。もっと多くの人があなたを信じていると感じますか?「そうかもしれないな。正直、オッズはひっくり返ると思ってた。でも変わらなかった。それって、賢い連中が俺を選んだってことだろ。昔の世代の連中は、次の世代が台頭するのが気に入らないからゲイジーを選ぶ。でも俺が勝てば、また言い訳が始まるだけだ」 ──最近は、あなたがマイケル・チャンドラーに勝ったことで、コナー・マクレガー戦の名前も出ています(※チャンドラー戦=2025年4月『UFC 314』でピンブレットがTKO勝ち)。キャリアの流れとは別として、魅力はありますか?「意味があるかどうかは別だ。でもコナー・マクレガーと戦えるなら、ノーと言うやつはいないだろ。あれがMMAで一番大金を稼げるファイトだ」 ──今はビジネス面も非常に順調に見えますし、試合結果に関係なく多くの選択肢があるように感じます。今後数年のストーリーラインや対戦候補については、どう見ていますか?「常に試合はある。みんな俺を過小評価して、簡単に勝てると思う。でもオクタゴンに入った瞬間に、それが間違いだって分かる。まずはこのタイトルを獲ること。それからイリアを倒す」 ──キャリア初期にデイナ・ホワイトが、あなたの規律やライフスタイルについて疑問を呈していました。今回のキャンプや減量、犠牲を見て、もう誰にも疑われるべきではないと思いますか?「人は好き勝手言うさ。何を言われようが気にしない。俺がどれだけ努力して、どれだけ犠牲を払ってきたかなんて、SNSからは見えないからな」 ──計量後も規律を保つ必要はありますか?「計量が終わったら、いつも通りアイスとミルクシェイクを食べるよ。それが俺のルーティンだ」 ──15歳からトレーニングを始めたそうですね。その頃から、ここまで来ると思っていましたか?「もちろんだ。それが目的で始めたんだからな。15歳の時にジムで『俺はUFCの世界王者になる』って言ったら笑われた。でも今、ここにいる」 ──もし勝ったら、次は誰と戦いたいですか? アルマンか、イリアか?「正規王者になる必要があるから、間違いなくイリアだ」 ──ファイトナイトのメインを挟まず、いきなりナンバーシリーズのメインを務める形になりましたね。「最初からそうなると思ってた。ロンドン以外のファイトナイトにはほとんど出てないし、2022年以降はずっとPPVイベントで戦っているんだよ。UFCも馬鹿じゃないからね(笑)」 ──ゲイジーの首の感染症の噂については?「見たよ。でも関係ない。何があろうが、俺はあいつの頭をぶっ飛ばす。どうせ俺が勝ったら、また言い訳に使われるだけだ。いずれにせよ、誰も俺に勝つことはできない」 ──王座統一戦はどれくらい早くやりたいですか?「6月の終わりか、7月の頭が理想だな」 ──勝ち方の予想は? KOか一本か?「KOをイメージしてる。でも現実的には一本になるかもしれないな」 ──試合後、会場の外でどんな声を聞きたいですか?「みんなが『オー・パディ・ザ・バディ』って歌ってるはずだ」 ──もし勝ってジョー・ローガンのマイクを持ったら、イリアに何を伝えますか?「戻ってこい。もし6月や7月にやらないなら王座を返上しろ。そうなったら、俺はアルマンかマックス・ホロウェイ(ライト級3位)、もしくはチャールズ・オリベイラ(ライト級2位)とタイトルマッチをやる。でも多分、相手はイリアになるだろ」 ──双子の娘さんの話をする時、いつも笑顔ですね。将来、夢を叶えた話を聞かせてあげられることについては?「本当に特別だよ。娘たちが生まれてから、人生が全部変わった。精神的にスイッチが入って、ファイターとしても良くなった。正直、あの子たちがいなかったら、今ここにはいないと思う」
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