キックボクシング
レポート

【RISE】メインは山口裕人が東修平から2度のダウンを奪って勝利、元Jリーガー安彦考真が元西武・相内誠を初回KO、木村”ケルベロス”颯太が山口侑馬に勝利でYA-MANに宣戦布告

2022/02/16 21:02

▼#Fight.4 オープンフィンガーグローブマッチ -63kg契約 3分3R
×山口侑馬(道化倶楽部/元Innovationライト級王者、第4代 DEEP☆KICK?60kg級王者)
判定0-2 ※28-29×2、28-30
○木村”ケルベロス”颯太(心将塾/第3代DEEP☆KICK -65kg級王者)


 山口は大阪山口兄弟の弟で、Innovation、DEEP☆KICK 60kg級でタイトル獲得経験を持つ。KNOCK OUTで活躍し、兄同様の倒すか倒されるかのド突き合いファイトを展開。RISEでは2019年7月の後楽園ホール大会で、4勝4KO無敗のホープ森香津眞を2RにKOで仕留め、9月にはRISEスーパーライト級王座決定戦へ進出したが山田洸誓にKO負け。2021年5月にRISE初のOFGマッチでYA-MANと対戦してKO負けを喫し、この試合で指を骨折して今回が9カ月ぶりの再起戦となる。


 初参戦の木村は「ウルトラマンに憧れ、戦いごっこの延長でキックを始めた」という個性派。ここ数年キックから離れた時期もあったが、同門の山畑雄摩の活躍に刺激され復帰を決意したという。2021年11月のDEEP☆KICKではトーナメントを制してDEEP☆KICK-65kg王座に就いたばかり。


 1R、木村は右ローを蹴り、ジャブをしっかり命中させる。山口は左から右のフックで迎え撃つが木村もよく見てかわす。山口のパンチをよく見てしっかりジャブ、右ストレートを当てていく木村。フックを多用する山口に対して木村は真っ直ぐの攻撃と右ローだ。山口は空振りしてバランスを崩す場面が目立つ。


 2R、山口は頭を振ってから入るようになり、思い切り左右フックを繰り出す。木村も至近距離では打ち合い、山口のパンチも当たり始める。木村は強い右ローを蹴って山口のバランスを崩し、離れるとジャブを突く。棒立ちになる山口に右ストレート、左フックをヒットさせる木村。山口はフルスイングの左右フックを振り回すが空を切る。木村はしっかりとストレート系のパンチを当てていく。


 3R、山口は一気に距離を詰めて至近距離での打ち合いに持ち込む。木村もしっかりと打ち返し、右フックを当てる。しかし、山口の捨て身の左右フック連打がついに木村を捉える。お互いが被弾してフラフラとなり、ノーガードでの殴り合い。山口の左右フックが次々とアゴにヒットし、ロープを背負う山口。木村もワンツー、左フックを打ち返し、山口もフラフラになって殴り合いを見せる。


 最後は意地の追い上げを見せた山口だったが、判定は2-0で多くのヒットを奪った木村の勝利に。木村はマイクを持つと「地獄のケルベロスです。次の話をするんですけれど俺YA-MANとやりたくて。あいつ無視ばかりして。YA-MAN来いよ、逃げんなよ」とYA-MANに対戦をアピールした。

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