シュートボクシング
レポート

【シュートボクシング】海人がチューチャイを全く寄せ付けずKO、改めて野杁正明戦と世界進出をアピール。植山征紀は佐藤執斗とのタフファイト制す

2022/02/13 21:02

▼オープニングファイト(第1試合)SBセミプロルール 52.5kg契約 2分3R
○笠原直希(シーザージム)
延長R 判定3-0 ※10-9×3
×小林大樹(龍生塾)
※本戦の判定は29-29、30-30、30-30。


 笠原弘希・友希を兄に持つ直希のプロデビューカウントダウンマッチ。現在15歳の直希はアマチュアSBで数々のトーナメントを制してきた。対する小林も16歳で龍生塾期待の新鋭。ルールはグローブのオンスと試合時間が短いだけで、プロルールとほぼ同じ。

1R、サウスポーの小林は左ミドル、笠原はワンツーと右ミドルで積極的に攻め行く。打ち合いになると小林の右フックをもらった笠原だが、下がらずに右ストレートと左フックを打ち返す。序盤から激しい蹴り合い、打ち合いとなった。


 2R、両者とも打撃戦に組みを混ぜて投げも狙う。小林の荒々しいフックに対し、笠原はスピードのあるコンビネーションを回転させていく。

 3R、組んでの投げを狙ってきた小林に笠原はスタンディング・フロントチョークで対抗。負けじと小林は組み付くとスタンディングでの肩固めを狙う。前に出る小林が左フックを見舞うと、笠原も負けじとフックを打ち返し、激しい打ち合いで本戦終了。アツい試合に場内は拍手に包まれた。


 本戦はドロー。延長Rになっても両者は組みを混ぜての打撃戦。隙あらば投げを狙う。左右フックで前へ出る小林。笠原は終盤、打ち合いに行って右ストレートをヒットさせるが、小林も右フックを強打。延長戦も甲乙つけがたい熱戦だったが、笠原が判定3-0で勝利した。


 大会終了後、シーザー武志SB協会会長は「こういう子たちが出てきてくれたのを嬉しく思っています。若い子をどんどん育てて、シュートボクサーというものをもう一度作っていきたい。最近は他団体との交流ばっかりだったから、肝心のシュートボクサーが育っていない。一からやり直して子供たちから育てていきたい」と、シュートボクシングの戦い方が出来るシュートボクサーを育てていきたいと語った。

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