シュートボクシング
レポート

【シュートボクシング】海人がチューチャイを全く寄せ付けずKO、改めて野杁正明戦と世界進出をアピール。植山征紀は佐藤執斗とのタフファイト制す

2022/02/13 21:02

▼第2試合 SB日本フェザー級(57.5kg)エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限
○山田彪太朗(シーザージム/SB日本フェザー級2位)
判定3-0 ※30-28×2、30-29
×翔(GREED GYM)


 山田は2019年8月にプロデビューすると4連勝(無効試合を挟む)を飾ったが、2021年4月に今回対戦する翔にダウンを奪われて初黒星を付けられた。その後は元貴、田渕神太を破ったが、12月の川上叶戦で延長戦の末に惜敗。戦績は6勝(2KO)2敗1無効試合。


 翔は2019年3月にプロデビュー、2戦目はドローだったがデビュー以来6戦負けなしの快進撃を続けていたが、2021年6月の龍翔戦で初黒星。12月には主戦場である『RISE WEST』のメインイベントで、祐輝にKO勝ちして再起を飾った。戦績は6勝(3KO)1敗1分。


 1R、右ローの蹴り合い、翔は左フックを狙い、山田はジャブから攻撃をつなげていく。翔が胴に組み付いてくると山田はバックに回ってスタンディングチョークを狙うがこれは翔が防御してブレイク。ジャブを多用し始めた翔に山田がコンビネーションで左ボディを打つと、負けじと翔も左右フックから左ボディ。山田は右ストレートのクリーンヒットも。


 2R、ジャブの差し合いから蹴りにつなげる両者。山田がダッキングでパンチをかわすと翔はそこへヒザを突き上げる。山田は右カーフに狙いを絞ったか、ボディと顔面を打ちつつカーフを蹴る。ジャブ、右ボディストレート、左フックのコンビから右カーフを蹴る山田。翔は前に出るが手数が減った。


 3R、山田は右クロス、ジャブを打ち込んで右カーフ。翔はガードを固めて左ボディを打つが、両腕ガードを相手の両腕ガードにぶつけるようにして距離を潰してから近距離で連打を放つ山田に押されていく。翔は思い切り左右フックを振り回していくが山田は右ストレートで反撃、翔のパンチをかわしながら打っていきヒットを奪った。


 判定3-0で山田がリベンジを果たした。

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