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レポート

【RISE】erikaが減点2で宮崎若菜に敗れ女子ミニフライ級は混沌の時代に、平岡琴は田渕涼香を振り切る

2022/02/12 22:02

▼第6試合 フライ級(-52kg)3分3R延長1R
○大倉 萌(大道塾 吉祥寺支部/ミニフライ級4位)
判定3-0 ※30-28、30-27×2
×エミNFC(NFC)


 大倉は10歳の頃から大道塾・空道を学び、2017年には『北斗旗全日本空道体力別選手権大会』の女子215(身体指数=身長+体重)以下クラスで優勝。2020年1月のBOUTでプロデビュー。同年10月に開催された『QUEEN of QUEENS』にプロ2戦目で抜擢され、百花と接戦を演じポテンシャルの高さを見せつけている。2021年はミニフライ級(-49kg)NEXT QUEENトーナメントで準優勝。8月のRISEで宮崎若菜に判定で敗れ、戦績を2勝(1KO)3敗とした。また、早稲田大法学部卒、超有名金融会社勤務の文武両道ファイターでもある。


 当初はミニフライ級(-49kg)でAYAとの対戦が決まっていたが、AYAが新型コロナウイルス陽性となり欠場。同じく対戦相手の山本知美が新型コロナウイルス陽性となってしまったエミと1階級上のフライ級(-52kg)で対戦することになった。


 エミは2009年にプロデビューしたベテラン選手で、2012年8月には朱里とKrushで、2015年12月には山口友花里とホーストカップで対戦するなど強豪と拳を交えている。2022年1月13日付けのミネルヴァ日本ランキングではライトフライ級(-48.9kg)8位。戦績は10勝21敗4分。


 1R、クラウチングに構えて前へ出てくるエミに、大倉は下がって距離をとりながら右ミドル、前蹴り、エミが止まると右ストレートを的確に当てに行く。エミはパンチを繰り出すが大倉に蹴りを合わせられる。


 2R、大倉は下がって回り込みながらエミの前進を外し、前蹴りと右ミドルを蹴りつつ機を見て右ストレート。エミはロープに追い詰めても大倉に逃げられてしまう。大倉はハイ、ミドル、ローと蹴りを散らす。


 3Rも大倉は変わらず自分の距離を保ちながら、エミの前進をステップでかわして前蹴り、上中下を蹴り、機を見てワンツーを繰り出してエミに全くペースを握らせず、判定3-0で完封勝利を収めた。


 大倉は「コロナで大変な中、試合が出来ることが本当にありがたくて。私を勝たせようとたくさんトレーニングしてくれた飯村先生、ありがとうございます。結果が出せてよかったです。また頑張ります」と笑顔と泣き顔を織り交ぜて話した。

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