▼セミファイナル(第8試合)アトム級(-46kg)3分3R延長1R
○平岡 琴(TRY HARD GYM/同級2位)
判定3-0 ※30-29×3
×田渕涼香(拳聖塾/フライ級1位)
平岡は極真会館の『全日本女子ウェイト制空手道選手権』軽量級優勝の実績を持ち、多彩な蹴り技が持ち味の選手。昨年2月には3連勝でRISE QUEENアトム級王者・紅絹に挑み、ダウンの応酬の末に判定で敗れると、同年8月にerika、10月にはsasoriに判定負け。2021年4月には小林愛理奈に判定2-0で惜敗と泥沼の4連敗。しかし、9月の奥脇奈々戦で勝利をつかみ復活の狼煙をあげた。歯に衣着せぬ発言で話題を呼ぶ“怖いお姉さん”だ。戦績は10勝(3KO)7敗1分。
田渕は幼少の頃からフルコンタクト空手を始め、様々な大会で優勝。2020年12月にはプロ4戦目でRISE QUEENフライ級暫定王者・小林愛三からダウンを奪うアップセットを起こし一躍名を馳せた。その後、RISE QUEENフライ級タイトルマッチでの小林との再戦では敗れ、2021年7月のRISEで花田麻衣に勝利も10月のホーストカップではミネルヴァ・スーパーフライ級王者の聖愛に判定で敗れている。前戦ではシュートボクシングでMISAKIとSB日本女子アトム級王座決定戦を争うも判定で敗れて王座獲得ならず。
1R、左右に構えをスイッチしながら前へ出る田渕に、平岡はインローを蹴っていく。時折繰り出す平岡の左がヒット。終盤、なかなか距離を詰められない田淵が後ろ廻し蹴りを繰り出すと、平岡も同じ技を返す。。
2R、田渕が左右どちらに構えても左右ミドルをしっかり当てていく平岡。田渕は右ストレートを繰り出すが当たらず、苛立ちからか大きなフックを振り回す。
3R、田渕は強引にパンチで入っていって倒しに行くが、平岡は距離で外していく。田渕が組んでくるとヒザ。組み際には右フックも。田渕は右ストレートを強振して前へ出ていく。それをヒザとミドルで迎え撃つ平岡。最後は右ストレートもヒットさせて平岡が判定3-0で勝利した。
平岡はマイクを持つと「いま私の階級の王者が同じジムの後輩ということで、どこを目指すのかと言われるんですが、私はこのアトム級でベルトを撮ると決めたので同門対決になるか分かりませんが、必ずベルトを巻くのは決まっているのでその日まで楽しみにしていてください。私は負けないので安心してついてきてください」と、必ず女子アトム級の王者になると宣言した。