(C)ONE Championship
ONE Championship「ONE: Bad Blood」
2022年2月11日(金)シンガポール・インドアスタジアム
【メインカード】
▼コ・メインイベント ONEヘビー級暫定世界王者決定戦 5分5R
〇アナトリー・マリキン(ロシア)
[2R 3分42秒 KO] ※右フックのダブル
×キリル・グリシェンコ(ベラルーシ)
当初予定されていたビビアーノvs.リネカーがリネカーのコロナ陽性による延期に伴い、コ・メインイベントとしてラインナップされていた「ONE世界ヘビー級暫定王座決定戦」のアナトミー・マリキン(ロシア)vs.キリル・グリシェンコ(ベラルーシ)がメインイベントに繰り上がった。正規王者のアルジャン・ブラー(インド)との契約交渉が難航するなか、両者が暫定王座を争う。
フリースタイルレスリング出身でMMA10勝無敗、ONEでは、アレッシャンドリ・マチャド、アミール・アリアックバリをいずれも1R TKOに降して王手をかけた、“とにかく明るい”マルキン。グレコローマンレスリング出身、MMA5勝無敗のグリシェンコはオマー・ケインとジャスティン・ジョインソンに勝利している。王座戦の5R制。
1R、ともにオーソドックス構え。身長差13cmでグリシェンコが大きいが、先に圧力をかけるマリキンは左右を振って前に。右ストレート、右オーバーハンドを打ち分ける。
スウェイでかわすグリシェンコ。ワンツーから右をダブルで打つマリキン。グリシェンコの蹴り足を取ってテイクダウン。クローズドガードのグリシェンコだが、インサイドに入るマリキンは鉄槌・ヒジ。抱きつくグリシェンコに単発ながらヒジも。
2R、右を見せながら飛び込んでの左を当てるマリキン! しかし倒れないグリシェンコも左ジャブ。
右のスーパーマンパンチはマリキン。さらに右フック! スウェイでかわしていたグリシェンコだが、マリキンは右のダブルのロングフック! まともに食らったグリシェンコは後方に大の字になりダウン! マリキンと同時にレフェリーが飛び込んで間に入った。
マット上で大の字に寝転んだマリキンは笑顔も、立ち上がり、勝利コールを受けてベルトを手にすると、ひざまずいて歓喜。咆哮した。
BOOM 💥 Anatoly Malykhin 🇷🇺 knocks out Kirill Grishenko with a looping right hook to become the ONE Interim Heavyweight World Champion! #ONEBadBlood #WeAreONE #ONEChampionship pic.twitter.com/ZxCmPd5ZYG
— ONE Championship (@ONEChampionship) February 11, 2022
ONEのボーナスとチャトリCEO兼会長のボーナスのダブルボーナスを手にしたマリキンは、「ありがとう。両親や妻、息子、タイガージム、僕のことをを信じてくれた人たちに感謝したい」と語ると、正規王者アルジャン・ブラーを挑発。
The emotions came pouring out of Anatoly Malykhin after winning ONE gold 🏆 #ONEBadBlood #WeAreONE #ONEChampionship pic.twitter.com/luFCICagVg
— ONE Championship (@ONEChampionship) February 11, 2022
最後に、妻に向けて「ありがとう、これはあなたのベルトだよ」と語った。