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【ONE】フライ級アクメトフがキンガッドを完封、バンタム級ウォンイルがベリンゴンをTKO、 佐藤将光下したアンドラージが再び強さ見せる、ダゲスタンのラマザノフが無敗の11連勝! 品川朝陽がKO負け

2021/12/17 20:12

▼ONEバンタム級(※65.8kg)5分3R
〇ファブリシオ・アンドラージ(ブラジル)
[1R 4分41秒 TKO]

×リー・カイウェン(中国)


“ワンダーボーイ”24歳のアンドラージは、タイガームエタイ所属で立ち技の「Kunlun Fight」や「WLF(武林風)」で活躍。キックボクシングでは28勝1敗の戦績を誇る。柔術も学び、2020年7月のONEデビュー戦では、マーク・アベラルドを2R、リアネイキドチョークで極め、2戦目でランカーの佐藤将光に判定勝ち。バンタム級4位にランクインした。


 26歳のリーは、2014年からONEに参戦し、9勝2敗(MMA10勝4敗)。2つの黒星は2016年にマーティン・ニューイェンにTKO負けと、2017年にアフメド・ムジタバに反則負けしたもの。以降、2018年に3連勝、2019年11月にポール・ルミヒに左フックを効かせての首相撲ヒザ、最後は右アッパーでTKO勝ちを収めている。前回も16カ月の復帰戦だったが、今回は約2年ぶりの試合となる。


 1R、タイからブラジルに帰国後ノヴァウニオンで練習していたアンドラージ。サウスポー構え。カイウェンはオーソドックス構えで先に左ロー。ダブルレッグでテイクダウンもすぐに立つアンドラージ。金網に押し込み、低いダブルレッグでクラッチし再びカイウェンはテイクダウンもすぐに立ち上がる。


 右ジャブ、左ミドルのアンドラージに、カイウェンは右から左も、後ろ重心でバックステップ。カイウェンの入りにテンカオを合わせる。左、右アッパーで飛び込むカイウェンをさばくアンドラージ。


 右ジャブを突き、カイウェンの前進に下がりながら左を狙う。右の関節蹴り、さらに左ヒザ! 下がるカイウェンは右ジャブを被弾する。さらに左ヒザ、左前蹴り! 動きが止まるカイウェン。なおも左ヒザ! 左ハイ。動きが止まるカイウェンをさらに左右で詰めると左フックにダウン。パウンド連打でレフェリーが間に入った。


 TKO勝ち後、「ベルトが欲しい!」と叫んだアンドラージ。佐藤戦に続き、恐るべき強さを見せた。

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