▼ONEウェルター級(※83.9kg)5分3R
〇ムラド・ラマザノフ(ロシア)
[判定3-0]
×ゼバスチャン・カデスタム(スウェーデン)
MMA12勝6敗のカデスタムと、MMA10勝0敗のラマザノフの対戦。
カデスタムは、アギラン・タニ、タイラー・マクガイア、ゲオリギルギ・キシゲン相手の3連勝も、2019年10月にキャムラン・アバソフに判定負け、2021年1月にガジムラッド・アブドラエフにネッククランクで一本負けで強豪相手に2連敗中。
ラマザノフは、UFC世界ライト級王者ハビブ・ヌルマゴメドフと同じダゲスタン出身ファイター。2014年のプロデビューから、現在まで10戦全勝。2020年2月のONEデビュー戦でベ・ミョンホを1R TKOに下すなど高いフィニッシュ率も誇る。2020年11月の前戦では手塚裕之を判定で降している。
1R、ともにオーソドックス構え。中央を取るラマザノフに、距離を取りながら右で押し返すカデスタム。右を振ってシングルレッグで詰めて金網まで押し込み右で差すラマザノフ。左で小手に巻くカデスタム。ハイクロッチのシングルレッグに切り替え、左足をかけようとするラマザノフ。
今度は内側から大内刈でかけて崩してボディロックして、大腰に乗せるように前方にテイクダウン! ハーフガードのカデスタム。足を抜きマウントになるラマザノフだが、亀になって前に落とすカデスタム!
すぐについていくラマザノフはダブルレッグへ。左を差し入れていたカデスタムだが小手に巻くとボディロック。スタンドバックについたところでゴング。
2R、左ローから入るカデスタム。細かくステップを踏み前蹴りも金的に。中断後再開。ヒザ着きの低いシングルレッグからダブルレッグに切り替え、尻下でクラッチしてリフトして中央に向けてテイクダウンはラマザノフ! この一連の流れを無酸素で力を使うようなパワフルな動き。ここで押さえ込まれず立ちたいカデスタムだが、背中を着かせてハーフから再びパス、マウントになる。
1R同様に亀になって立ち上がるカデスタムをスタンドバックから何度も崩すラマザノフ。カデスタムは金網まで這って立ち上がるが、ラマザノフは相手を動かしつつもコントロールする。カデスタムが正対したところでゴング。
3R、息が荒い両者。左ジャブのカデスタムはワンツーも軸が乱れる。左ハイ2発のカデスタム。ブロック、スウェイでかわすラマザノフは右を振るが、そこにカウンターのダブルレッグから小外を合わせてテイクダウンのラマザノフは、マウントからパウンド狙い。亀になりながら正対に戻し、片足をからめるカデスタムだが、再び足を抜くラマザノフはマウントから鉄槌。サイドに移り、顔面にヒザ!
亀になるも足を巻かれ、コントロールされるカデスタムが出血。判定は3-0でラマザノフが勝利。無敗の11連勝をマークした。
Grounded knees are legal 🔥 Murad Ramazanov delivers a CRUSHING knee to the orbital of Zebaztian Kadestam! #WeAreONE #ONEChampionship#ONEWinterWarriors2 | How To Watch: https://t.co/TP1EQ96v6z pic.twitter.com/Ajax4Gqi4o
— ONE Championship (@ONEChampionship) December 17, 2021