MMA
ニュース

【PANCRASE】3大王座戦・ライト級 久米vs.雑賀、ストロー級 北方vs.宮澤、バンタム級 井村vs.中島=前日計量結果

2021/12/11 16:12
【PANCRASE】3大王座戦・ライト級 久米vs.雑賀、ストロー級 北方vs.宮澤、バンタム級 井村vs.中島=前日計量結果

(C)ゴング格闘/PANCRASE

 2021年12月12日(日)に東京新木場・USEN STUDIO COASTにて「PANCRASE 325」が開催されている。今大会は閉館が決定している同会場での最後のPANCRASE興行となる。

※選手名から会見・見所記事へリンク

▼第9試合 メインイベント ライト級 王座統一戦 5分5R
久米鷹介(ALIVE)70.15kg 第7代王者/24勝6敗4分
雑賀ヤン坊達也(DOBUITA)69.75kg 暫定王者/7勝(7KO)1敗

▼第8試合 ストロー級K.O.P.C. 5分5R
北方大地(パンクラス大阪稲垣組)52.05kg 第2代K.O.P.※初防衛戦
宮澤雄大(K-PLACE)52.15kg 1位

 2018年2月4日から始まった(USEN)スタジオコースト大会が今回で終了する。4年の間にいくつものタイトル戦を開催してきた。仙三@若松の伝説的死闘、ISAOの負け無し鉄板戦、ハファエル・シウバ無双、雑賀“ヤン坊”達也の115秒殺。

 北方は2019年7月に王座奪取以来、約2年半ぶりの参戦でこれが初防衛戦。その苦しんできた年月を自分の血と肉に出来たか試練の一戦となる。挑戦者宮澤は今年5月の次期挑戦者決定戦で、八田に勝利しての格闘技人生初タイトル戦。彫刻の様なヘラクレスボディとは裏腹に、静かに、強かに北方を研究・対策を練り、最後のコーストに現れる。

▼第7試合 バンタム級 暫定王者決定戦 5分5R
井村 塁(Nexusense)60.90kg 1位/2020年NBT同級優勝・MVP 6勝(全てフィニッシュ勝利)
中島太一(ロータス世田谷)60.80kg 2位/2012年NBT同級優勝 15勝13敗1分

 2021年10月17日「PANCRASE 324」で、ZST現役王者のジェイク・ムラタを131秒殺、三角絞めで極め、1位にランキング。デビュー以来のフィニッシュ勝利記録を「6」と更新し続けている井村塁が、爆速でタイトル戦を迎える。

 対戦相手・中島太一の階級変更でフェザー級ランカーは安堵し、バンタム級ランカーは頭を抱えただろう。中島の実力は現バンタム級ランカーの中では頭二つは抜けている。今回の井村との暫定王座戦で中島が、格と実力の違いを21歳の若者に見せつけるか。それとも井村がフィニッシャーぶりを発揮して中島をも極め、念願のUFCへと駒を進めるか。

▼第6試合 ライト級 5分3R
金田一孝介(K-PLACE)70.30kg 1位/10勝2敗2分
林 源平(和術慧舟會Iggy Hands Gym)69.90kg 4位/10勝10敗1分

 PANCRASE4連勝、MMA6連勝中、無冠の実力者・金田一、1年ぶりの試合はランキング4位の林源平と対戦。金田一は、2018年11月の松岡嵩志戦の1R KO勝ちから試合期間が空いたが、前戦2020年12月に冨樫健一郎にスプリット判定勝ち。

 林も2019年9月に冨樫にスプリット判定勝ちも、2020年9月大会で雑賀ヤン坊達也との暫定王座戦で1R TKO負けで戴冠ならず。2021年9月にマッハ道場の葛西和希に判定負けで2連敗中だ。

 打撃が得意で腰も重い金田一と、同じく打撃を軸に試合を展開する源平。既報の松岡@松本も合わせ、2022年ライト級戦線、王者(王者・久米鷹介、暫定王者・ヤン坊)包囲網が進行する。

▼第5試合 ライト級 5分3R
松岡嵩志(パンクラスイズム横浜)70.45kg 6位/11勝7敗
松本光史(M PLATIC)70.40kg 7位/修斗・第12代世界ライト級王者/21勝10敗2分

 現在3連勝中の松岡。2022年に自身初のタイトル戦へ漕ぎ着くためには足踏みは出来ない。一方の松本にとってこの試合の勝利は首の皮一枚残すものの、敗北はタイトル戦撤退を意味する。マーシャルアーツじゃない、本物の実力者2人の濃密なMMAがこの試合には詰まっている。

▼第4試合 バンタム級 5分3R
花レメ紋次郎TK(リバーサルジム新宿Me, We)61.00kg 6位・16勝6敗2分
風間敏臣(和術慧舟會HEARTS)60.80kg 10位・6勝1敗

 下馬評通りネオブラを優勝した風間だが、メインカードで待ち受ける花レメは一筋縄ではいかない。2020年12月の土肥を攻略したヒット・アンド・アウェイが風間をいたぶるか? Me, Weジム軍師・山崎剛代表の作戦は何なのか? 対する風間のセコンド大沢ケンジ代表は何を授けるのか?

▼第3試合 ミドル級 5分3R
内藤由良(リバーサルジム横浜グランドスラム)83.90kg 1位/3勝
フェルナンド・マツキ(DAMM FIGHT JAPAN)82.60kg 1戦

▼第2試合 ライト級 5分3R
丸山数馬(Tri.H studio)70.35kg 7勝2敗/2015年NBTウェルター級優勝/8位 
伊良波 心(NOVA UNIAO JAPAN)70.05kg 1勝1敗

 丸山は2019年4月に高木健太にKO負けも、2020年12月に白川洸太に三角絞めで一本勝ち。2021年6月に平信一に判定勝ちと2連勝中。3連勝成るか? 対する伊良波は、2018年10月のプロデビュー戦で小島勝志に2R一本負けも、2021年5月のネオブラッド・トーナメント1回戦で森井一輝に2R パウンドでTKO勝ちしている。ネオブラに続き連勝なるか。

▼第1試合 ウェルター級 5分3R
近藤有己(パンクラスイズム横浜)72.60kg 62勝37敗9分/第5&8代K.O.P.
DARANI(PRAVAJRA/プラヴァージュラ)72.30kg 9勝10敗1分

 デビュー25周年の不動心。2020年は 村山暁洋、小林裕に判定負けで2連敗も、2021年は5月に鈴木淑徳にスプリツト判定勝利で白星スタートを飾っている。

 対するDARANIも2020年は1勝2敗と負け越し。しかし、2021年6月に木村裕斗に判定勝ちで連勝を狙う。10月17日大会では同じくチームDATEからPRAVAJRAに移籍したNORIが端貴代と女子フライ級暫定王座を争っており、チームの長として結果を残したいところ。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.335
2024年11月22日発売
年末年始の主役たちを特集。UFC世界王座に挑む朝倉海、パントージャ独占インタビュー、大晦日・鈴木千裕vs.クレベル、井上直樹、久保優太。武尊、KANA。「武の世界」でプロハースカ、石井慧も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント