2019年8月以来の勝利を飾った大和哲也(C)K-1
2021年12月4日(土)エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館第1競技場)にて開催された『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN~スーパー・ウェルター級&フェザー級ダブルタイトルマッチ』の一夜明け会見が5日(日)に行われ、勝者たちが出席。前夜の試合を振り返った。
大和哲也「最後はK-1でベルトを巻いて自分のキャリアを終わらせたい」
「愛を知る県から愛知県から日本を元気にするK-1ファイター大和哲也です。こういった一夜明けも約2年ぶりでKO勝利は約3年ぶりです。その間、コロナ禍もあったり、いろんなことがある中で、自分自身今年は本当にいろんなことが年始からありまして、でも今回このように何とかKO勝ちすることができて、来年に繋がったなと。本当に僕は来年なんとかしてK-1のベルトに絡みたいと思っているので、まだまだ荒削りではあるんですけど、それも含めて自分の伸びしろだと思っています。今回は格闘家・大和哲也としても、リスタートを切るいい試合になったかなと思っているので、とりあえずK-1で勝ったことで次に繋がったなと思っています。
(連敗脱出の心境は?)勝つこと自体から離れていたので、自分のキャリアでこんなに勝ち星に恵まれない、苦しかったキャリアはなかったので、そういった意味でも今回63戦目で本当に自分はいい経験をさせてもらってるなと思いますし、負けて次の日帰るのは本当に寂しいので、今回こうやって会見できることを嬉しく思いますし、本当にありがたいなっていう感謝しかないです。
(K-1ルールでも成長できる?)計量後にルールレビューで中村拓己プロデューサーが『K-1はK-1という競技』ということを言われていて、僕は元々魔裟斗さんを見て、K-1に憧れて、K-1に出るためにはキックボクシングという競技をやって、チャンピオンにならないとK-1には出られない、と。それでK-1には必要がないヒジありのルールでベルトを獲って、世界まで行ってベルトを獲って、やっとK-1に上がることができて今に至ります。でも本当に一昨日のルールミーティングで、中村プロデューサーから『K-1はボクシングでももちろんないし、キックでもないし、ムエタイでもない、K-1はK-1という競技だ』ということを聞かされて、すごく気が引き締まったというか。僕が世界を獲ったのはムエタイルールなので、昔K-1は優勝しましたけど、昔のK-1と今のK-1は違うし、そういう意味で僕ももうすぐ34になるんですけど、まだまだこれから挑戦していきたいなと思うし、そういう部分では昨日結果を残せたことはよかったなと思います。
今スーパー・ライト級でベルトを獲ろうと思うと本当に強い選手ばかりで、チャンピオンに至るまでも強い選手ばかりなので、今のままでは粗削り過ぎるので、安心した試合を運べないと思うので、もっともっと練習を積んで、トレーニングを積んでやっていかなきゃいけないなと思いました。最終的に僕は今のK-1のベルトを獲りに来てるので、獲って終わらせたいなと。K-1に夢を見て格闘技に生きてきて、最後はK-1でベルトを巻いて自分のキャリアを終わらせたいなと思ってるので、始まりも終わりもK-1で行きたいなと思います。
(王者の山崎秀晃がリングサイドで)見てるのは知らなかったんですけど、試合後にたまたま会う機会があって、元々山崎選手とは面識があって、プライベートでも繋がりがある選手なんです。試合後に会ってハイタッチじゃないけど『お疲れ』ってやってもらったんですけど、現時点でチャンピオンが山崎選手なので、彼に挑んで勝つことがチャンピオンベルトを巻くことになると思います。ただ僕は本当に昔からベルトを巻くことしか考えてないので、現時点で山崎選手がチャンピオンだから山崎選手に挑んで勝ち獲ることになりますが、目的はベルトなので、まずはベルトに絡めるようにしっかり戦績を積んで、トレーニングを積んで成長していかなきゃいけないなと思います。
(山崎とは戦いたい?)そうですね。だから感慨深いですよ、山崎選手とリングで対峙できることを考えたら。感慨深いなと思いますけど、それも自分の夢の一つでもあるかもしれないです」