▼第2試合 フライ級 5分2R
×高橋SUBMISSION雄己(和術慧舟會HEARTS)56.3kg
[判定0-2] ※18-19×2, 19-19
○山内 渉(FIGHT FARM)56.3kg
グラップラー・高橋SUBMISSION雄己は、2019年12月に大城匡史をフットチョークで極め、2021年3月には輝龍を相手にいきなりのイマナリロールからサドルロック、内ヒールフックで42秒、一本勝ち。下になることを厭わない、独自の足関節メソッドを持つ高橋ならではフィニッシュとなった。
その高橋の相手は“津田沼直系”山内渉。『格闘DREMAERS』でも活躍し、高谷裕之主宰FIGHT FARM所属の山内は、折れない気持ちの強さを全面に出しながら、倒されずに打ち勝つ津田沼スタイルを継承している。一方で、倒されてもスクランブルで競り勝つ回転の強さも見せており、2021年7月の前戦では試合終了目前に植木令和新を三角絞めで極めるなど、グラウンドでも勝負できる一面を見せた。グラップリング最前線を消化する高橋の足関節を、“津田沼ニュースタイル”山内がどう崩すか、注目だ。
アンダーカードとは言えない程の意味を持つこれらの試合は、勝利が即ち上への通行手形となる。両選手のスタイルは大きく異なるが、拘りが吉と出るか、凶と出るか。今後のフライ級を占う重要な一戦が決定した。
イナナリロールも使い近づく高橋。引き込んでの外ヒールフックを山内は回って凌ぎ、内ヒールも凌ぐと、高橋はアンクルに切り替えるが、尻を蹴って足を抜く山内。フットチョークを防ぎ、上からパウンド。2R、山内は跳びヒザで飛び込む。引き込む高橋にハーフからヒジを入れる山内。上からパウンドしてブザー。