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【修斗】「諦めなかった」2人の新王者誕生! SARAMIが黒部を破り、悲願の王座戴冠! 猿丸ジュンジが一本勝ちでストロー級暫定王者に

2021/11/06 13:11

▼第5試合 世界ストロー級暫定王者決定戦 5分5R
○猿丸ジュンジ(同級1位/修斗GYM東京)52.1kg
[1R 3分23秒 リアネイキドチョーク]

×黒澤亮平(同級5位/パラエストラ松戸)52.2kg
※猿丸がストロー級暫定王者に

 現在、ストロー級世界王者である箕輪ひろばがONE Championshipに参戦中の為、防衛戦が行われずにいた世界ストロー級「暫定王座」を決める試合が決定。因縁の再戦となる猿丸ジュンジと黒澤亮平の間で争う事となった。

 二人は2015年に対戦。当時“飛鳥拳”のリングネームで破竹の7連勝を飾っていた黒澤が、猿丸に挑むチャレンジマッチという位置付けだった。開始早々から明らかに負傷していた猿丸は乱打戦に持ち込む作戦に打って出るも、黒澤も応戦。いよいよ負傷箇所が酷くなり、足を引きずりながらも必死で追う猿丸と下りながらディフェンスする黒澤。その刹那、猿丸渾身の右ストレートがヒット。顎を撃ち抜かれた黒澤は前のめりに崩れ落ちた。

 しかし、ベルトを巡る運命はこの一戦以降、二人を大きく変える。猿丸は当時世界王者だった内藤のび太に挑むも完敗。自身4度目となるタイトル挑戦も悲願達成とはならなかった。その後、ONE Championshipへの参戦で内藤のび太がタイトルを返上。2016年7月の王座決定戦で澤田龍人を下した黒澤が第6代世界ストロー級王者となっていた。

 その後、黒澤は負傷が長期化し、やむなく王座を返上したが、2019年1月に2年半のブランクから戦列に復帰。児玉勇也に一本勝ち、同年5月にはチーム・ラカイのジェロム・ワナワンを右ストレート1発で1R KOに降している。同年9月に現DEEPの本田良介にスプリット判定で敗れたものの、2020年8月に木内 SKINNY ZOMBIE 崇雅を1R 24秒 KO。2020年11月の前戦ではマッチョ ザ バタフライにも判定3-0で勝利し2連勝。5戦して4勝と世界王座が目前まで迫っていた。

 一方の猿丸ジュンジは、後に修斗とONEの2冠王となった猿田洋佑と2017年1月にドローになるも、1年後の挑戦者決定戦で伏兵の村田一着にまさかのKO負け。その後は、2018年5月に永井美自戒に、2018年11月に本田良介にいずれも判定勝ちで、中川マイケルとのドローを挟み、こちらも5戦4勝で今回の暫定王座決定戦を決めた。中川戦後も2020年1月にワナワンに判定勝ち。2020年9月の前戦では、飯野タテオを1R TKOに降している。

 ただただ修斗の世界チャンピオンになることだけを夢に見て、20歳から戦い続けた猿丸も既に15年のキャリアを迎え、実に5度目の世界挑戦となる。

 そして、過酷な負傷を乗り越えてカムバックした黒澤。タイトルを巡る運命と紆余曲折を経て再び交わる事となった両者が迎えるフィナーレは悲願成就か、王座奪還か。

 1R、ともにオーソドックス構え。ローから突く猿丸の2度のテイクダウンに立つ黒澤は右ストレートを突くが、猿丸は3度目のダブルレッグテイクダウンから両足束ね、パウンド、バックを奪い、リアネイキドチョーク。喉下に入っており、黒澤がタップした。

 暫定王者のベルトを腰に巻いた猿丸は、「逃げずに諦めずに修斗でずっとやって、こんな俺がチャンピオンになって。諦めなかったのはみんなが応援してくれたおかげ。だからみんなのベルトだから今度巻いてね」とケージの中で語った。

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