シュートボクシング
レポート

【シュートボクシング】奥山貴大が阿部路人を破る、佐藤執斗はサンチャイに判定負け

2021/11/02 23:11



▼第9試合 SBバンタム級 国際戦 54.0kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
×佐藤執斗(GSB/SB日本バンタム級2位、MAXFCフライ級王者、他2冠)
判定0-3 ※28-29×3
〇サンチャイ・TEPPENGYM(タイ/TEPPEN GYM/元ラジャダムナンスタジアム認定ミ ニフライ級王者)


 SB国際戦で好カードが実現した。DEEP初代ストロー級王者カン・サトーを兄に持つ佐藤は、トリッキーな動きから繰り出す蹴り技を得意とし、SB中部地区の注目株。昨年3月の『KROSS×OVER11』では、ベテランの藤原あらしに判定勝ち。2週間後のRIZIN名古屋大会では國本正義と激闘を繰り広げ、同年7月のSB勝川大会では、MA日本バンタム級王者・KING剛も撃破し勢いに乗る。


 対するサンチャイは、那須川天心らが練習するTEPPEN GYMのトレーナーで戦績は90戦を超えており、ラジャダムナンスタジアム認定ミニフライ級王座を獲得したことがある。前戦は9月の『KNOCK OUT』で、KNOCK OUT-REDスーパーフライ級王者・白幡裕星に完勝した。


 1R、佐藤はインロー、横蹴り。サンチャイは、右ミドルキックをヒットさせる。ミドルをキャッチした佐藤は、サンチャイを投げで頭から落とす。立ち上がったサンチャイはローキック、組みついて首投げ。佐藤はローキック、左フックを当てる。さらに右フックをヒットして、サンチャイの足を持って転倒させる。サンチャイは右フック、プレッシャーをかけながら首相撲にとらえてヒザ蹴りを見舞ったところでラウンド終了。


 2R、佐藤はローキック。首投げの佐藤は、シュートポイントを奪う。インローの佐藤は、右のパンチもヒット。首投げの佐藤に、サンチャイはヒザ蹴り。さらに首投げの佐藤、踏ん張るサンチャイ。するとサンチャイが、首投げでシュートポイントを奪い返す。首相撲のサンチャイ。佐藤は首投げを狙うが、これは同体で倒れる。互角の展開となった。


 3R、投げに対応するサンチャイ。勝負は激戦に。佐藤は横蹴りで入る。サンチャイはローキック。さらに佐藤のバックをとって投げようとする。耐えた佐藤は、逆に首投げ。これをサンチャイが耐える。フックを放った佐藤は、首投げ。サンチャイはヒザ蹴りから首投げ。佐藤は耐えて崩れる。さらに組みついたサンチャイが、首投げでシュートポイント。佐藤がフロントチョークを狙うが、不発に。終了のゴングが鳴ると、サンチャイがマットを叩いて喜びを表した。勝負は判定3-0で、サンチャイが勝者となった。

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