シュートボクシング
レポート

【シュートボクシング】奥山貴大が阿部路人を破る、佐藤執斗はサンチャイに判定負け

2021/11/02 23:11
【シュートボクシング】奥山貴大が阿部路人を破る、佐藤執斗はサンチャイに判定負け

緊急参戦のMMAファイター阿部路人(左)をメインで破った阿部 (C)YCC/MAX FC

シュートボクシング協会/グラップリングシュートボクサーズ
「SHOOTBOXING 2021 YOUNG CAESER CUP CENTRAL #28 “MAXFC DEAD or ALIVE 02”」
2021年10月24日(日)愛知・ホテルプラザ勝川

▼メインイベント(第10試合) SBスーパーウェルター級 エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
〇奥山貴大(NEXSPORTS/GSB/SBウェルター級1位)
判定3-0 ※30-29×3
×阿部路人(フリー)


 当初は、奥山貴大と璃久が対戦する予定だったが、璃久の欠場により阿部に変更された。奥山は長らくSB日本ウェルター級トップ戦線で活躍し、2018年6月にはベテランの忍アマラ―を下して5連勝。同年8月のRIZINではスーパーウェルター級に階級を上げてK-1・Krushを主戦場にしていた松倉信太郎と対戦するも2RKO負けを喫した。2019年2月には、再起を懸けて前SB日本スーパーウェルター級王者・坂本優起と対戦し判定勝利を収めている。続く同年4月のUMA戦で敗れ、今回が再起戦。現在空位のSB日本ウェルター級王座への挑戦にアピールしたいところだろう。


 璃久の欠場によりチャンスが回ってきた阿部は、DEEPを主戦場に活躍してきた選手で、キックボクシングはKROSS×OVERなどのリングで結果を残してきた。MMAではグアムPXCに参戦経験のあるショーン・アルバレスを下すなど、実績を積んできている。


 1R、阿部は左ハイキック。奥山は左ローキックを返す。互いに単発で手探りを入れる。左ハイキックの阿部。奥山はジャブから右ストレート。サウスポーの阿部は、左ストレート。これはかわした奥山が、右ストレートで攻める。慎重なふたり。阿部の左ストレートが強烈だが、奥山は冷静にブロックした。


 2R、奥山がフェイントをかけながら、右ストレートで攻撃。阿部の左ハイキックが強烈で、なかなか前へ出られないか。奥山はローキックから右のパンチで攻撃。投げに対応する阿部。奥山が左ストレートをヒット、さらにミドルキックを入れて追い込む。三日月蹴りで互いに攻撃。やや奥山が優勢のままラウンド終了。

 3R、右ボディストレートを打ち合う両者。阿部が三日月蹴り。奥山が右フック、さらに右ローキック。阿部の左ストレート。ロープ際で打ち合う両者。奥山が右ストレート。前へ出る奥山は、ヒザ蹴り。投げの体勢になるが、これは阿部が耐える。最後まで打ち合うが、ここでゴング。判定3-0で、奥山がメインを勝利で飾った。


 マイクを握った奥山は、「急なオファーを受けてくれた阿部選手、ありがとうございました。自分は27歳なんですけど、これからもっと上を目指して頑張っていこうと思っていますので、応援をよろしくお願いします」とアピールした。

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