▼第2試合 第7代Krushスーパー・バンタム級王座決定トーナメント準決勝(1) 3分3R延長1R
〇鬼山桃太朗(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
判定3-0 ※30-28×2、30-27
×内田 晶(チーム・タイガーホーク)
※鬼山が決勝戦へ進出。
鬼山は 岡山県出身で「鬼に育てられた桃太郎」というキャラクター設定なのだという。2020年11月の『Super Bigbang』にてMA日本キックボクシング連盟スーパーバンタム級王者・戸井田大輝を破りBigbangスーパーバンタム級王者となった。Krushでは2020年1月に桑田裕太、7月に蒼士と連続KOを飾っていたが、今年3月のK-1で金子晃大にKO負け。8月の1回戦では愛瑠斗に判定勝ち。戦績は5勝(2KO)2敗。
内田は2014年12月からKrushに参戦するも引き分けを挟んで4連敗。今年5月大会で三井大揮を3R3分ちょうど、右ストレートでKOすると、8月の1回戦では優勝候補の一角と目されていた小倉尚也を判定で破る番狂わせを起こした。戦績は3勝(2KO)4敗1分。
1R、序盤は両者ローとジャブ、内田は左右ローで鬼山の前足を狙い、右ストレートの機会をうかがう。鬼山はプレッシャーをかけていきながら左右フックを振るい、残り10秒のところでワンツーを繰り出した内山を右フックでダウンさせる。
2Rも圧を懸けて前へ出るのは鬼山。下がる内田は左ミドルで対抗するが、コーナーやロープ際へ追い詰められる場面が目立つ。鬼山は左右ボディを叩きつつ、左フック強打を狙う。
3R、内田は右ミドル、左ジャブを多用していくが、鬼山は下がらない。このラウンドは手数が少ない鬼山に内田はパンチを狙っていき、残り30秒で打ち合いの勝負に出る。これに鬼山も応えて両者左右フックで打ち合うが両者クリーンヒットはなく、ダウンを奪った鬼山が決勝へ駒を進めた。