▼第6試合 第10代Krushスーパー・フェザー級王座決定トーナメント1回戦(1) 3分3R延長1R
×SATORU成合(K-1ジム総本部チームペガサス)
TKO 3R 1分05秒 ※左フック
〇中島千博(POWER OF DREAM/極真会館2017年第34回全日本ウエイト制軽重量級優勝)
※中島が準決勝へ進出。
成合の戦績は4勝(3KO) 5敗。2019年12月に元Krush王者・島野浩太朗に敗れはしたものの、場内熱狂の打ち合いを展開して名を挙げた。2020年11月のK-1福岡大会ではベテランの山本真弘から勝利を奪い、今年3月のKrushでは西元也史に2RでKO負け。7月のK-1では山本直樹に敗れたが3Rにはガムシャラな打ち合いを展開した。
中島は極真空手で2017年第34回全日本ウェイト制軽重量級優勝、2017年オールアメリカン大会無差別級3位、2018年USウェイト制軽重量級優勝などの実績を引っ提げてキックボクシングに転向。2019年5月にプロデビューし、2勝(2KO)を飾ったが2020年2月に横山朋哉に敗れプロ初黒星。9月も山本直樹に敗れ連敗となったが、今年5月大会で伊藤健人からダウンを奪って勝利。戦績は3勝(2KO)2敗。
1R、両者広い距離で見合いが続く。中島は成合がパンチで入ろうとするところを狙って左ハイ、前蹴りを合わせていく。終了間際、中島が右ストレートを伸ばしたところから右ハイキック、さらに縦蹴りの右ハイで追う打ちをかけ、ダウンを奪う。
2R、成合が左のパンチで入ろうとしたとこrへ右ヒザを突き上げ、これで成合が額をカットして流血。ドクターチェックとなる。再開後、成合は一気に間合いを詰めて左右フックの連打を見舞うが、中島は至近距離でも蹴りで顔面を襲ってくる。さらに左フックでもヒットを奪う。成合の流血はさらに激しさを増す。
3R、距離を詰める成合に中島もジャブで対抗し、上段蹴りを狙う。成合の左ローがローブローとなって一時中断。再開後、成合は顔面前蹴りやミドルを蹴ろうとするが、中島が見事な軸足払いで2度転倒させる。逆に中島は顔面前蹴りでカウンターを奪う。至近距離からの顔面蹴り、そしてパンチでカウンターを決めていく中島。
中島は左アッパーで下がらせて身体ごと飛び込むような左フックでダウンを奪う。立ち上がった成合だったが、レフェリーはここでストップ。中島のTKO勝ちとなった。
中島は「まだトーナメント1回戦なので、次の相手は友尊選手なので来年2試合しっかり勝ってベルトを巻けるように頑張ります」と、マイクアピールした。