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レポート

【Krush】璃明武がKOでスーパー・バンタム級新王者に、スーパー・フェザー級は横山朋哉、山本直樹、友尊、中島千博が準決勝へ

2021/10/31 22:10

▼第8試合 第10代Krushスーパー・フェザー級王座決定トーナメント1回戦(3) 3分3R延長1R
〇山本直樹(優弥道場)
KO 2R 2分54秒 ※右カーフキック
×伊藤健人(K-1ジム蒲田チームアスラ)
※山本が準決勝へ進出。


 山本はK-1 WORLD MAXで活躍した山本優弥の弟で、2015年4月にプロデビュー。兄と同じくパンチ&ミドルキックのスタイルで戦績は11勝(3KO)7敗1分。2019年12月、レオナ・ペタスが保持するKrushスーパー・フェザー級王座に挑戦したが2R2分8秒、KOで敗れ王座獲得ならず。2020年3月の再起戦では佐野天馬を延長戦の末に降し、9月に中島千博からも勝利したが、12月のK-1で村越優汰に判定負け、今年3月のKrushでは大岩龍矢に3RでKO負けと連敗。7月のK-1でSATORU成合を破って再起を果たしている。戦績は12勝(3KO)9敗1分。


 伊藤は9勝(2KO)10敗4分と23戦のキャリアを持ち、小澤海斗、芦澤竜誠、大岩龍矢、朝久裕貴らと拳を交えてきた。2020年12月の三輪裕樹戦、今年5月の中島千博戦と連敗中。


 1R、互いに右カーフを蹴り合い、両者にダメージが見られる。山本がボディストレートを放てば、伊藤も負けじとボディストレート。山本はミドルを蹴り、細かいパンチを繰り出してのカーフ、伊藤は山本のパンチをガードしてのカーフを蹴り返す。伊藤がパンチからカーフにつなぐが、伊藤がパンチのコンビネーションで前へ出て仕掛けると、今度は山本がカーフを連打。これが何度もまともに入り、伊藤はバランスを崩す。


 2R、伊藤がパンチのコンビネーションでボディ、そしてヒザをボディに突き刺せば、山本はしつこく右カーフを連打。山本は意表を突く突く飛びヒザ。これで伊藤の眉間が割れ、流血。伊藤は距離を詰めてパンチコンビネーションで勝負を仕掛けるが、山本は打ち合いつつも右カーフを何度も的確に当て、ついにダウンを奪う。


 それでも向かっていく伊藤に山本もパンチで打ち合い、右カーフも連打。伊藤が何度も足を跳ね上げ、そしてダウン。レフェリーがここで試合をストップした。


 激闘を制した山本は「まず1回戦なんとか勝つことが出来ました。自分はまだこんなもんじゃないのでまた次回へ向けて仕上げてきます。サポートしてくださる皆さん、兄貴のおかげでリングに立てています。また1月、強くなった姿を見せるのでこれからも見届けて欲しいです」とマイクで話した。

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