MMA
ニュース

【Bellator】どうなる日米決戦、バンタム級ワールドGPは8人参加! 日本ではフェザー級GP開催構想も=コーカー代表、榊原CEOが語る

2021/10/25 11:10
【Bellator】どうなる日米決戦、バンタム級ワールドGPは8人参加! 日本ではフェザー級GP開催構想も=コーカー代表、榊原CEOが語る

(C)RIZIN FF/Bellator

 2021年10月24日(日)にロシア・モスクワの VTBアリーナにて『Bellator 269』、日本・横浜のぴあアリーナMMにて『RIZIN.31』がそれぞれ開催され、試合後の会見で、Bellatorのスコット・コーカー代表が日本大会の開催を示唆、榊原信行CEOがフェザー級ワールドGP開催の意向を語った。

 すでに、2021年12月3日(日本時間4日)に米国で開催される『Bellator 272』にて、Bellator世界バンタム級王者のセルジオ・ペティス(米国)に、堀口恭司(日本)が挑戦する「Bellator世界バンタム級タイトルマッチ」(5分5R)が発表済みで、その際に両代表は、「RIZINとの協力関係を継続」(コーカー)、「ここから両団体の威信をかけた戦いに」(榊原CEO)との声明を発表していたが、それが現実のものとなりそうだ。

 モスクワ大会でエメリヤーエンコ・ヒョードルのKO劇を見届けたコーカー代表は、「2022年は、英国、アイルランド、パリ、日本、ロシアと目まぐるしいことになる」と会見で予告。2022年のBellatorの遠征で日本大会を行うことをあらためて語った。

 続けて、「いまうちの135ポンド(バンタム級)は堀口恭司と契約してアメイジングな階級になった。145ポンド(フェザー級)もそうだ。この2つの階級に関してはあらゆるMMA団体のなかでも最も充実した選手層だと自負してる。2022年はエキサイティングな発表ができると思う」と、バンタム級とフェザー級を中心に、大きな仕掛けをしていくとしている。

 まずは、堀口vs.ペティスで王座戦が行われるバンタム級だ。

 2021年のフェザー級ワールドGPでは、AJ・マッキーJr(米国)とパトリシオ・“ピットブル”フレイレ(ブラジル)が決勝を争い、AJがギロチンチョークで一本勝ち。100万ドル(約1億1千万円)の優勝賞金とGP王者さらに同級王者の2本のベルトを巻いた。

 2022年に予定されているのが、バンタム級ワールドGPの開催だ。

 コーカー代表は会見で、「バンタム級GPは何人構想か。まだ決まってないが、8人トーナメントかなと思っている」と、初めて具体的な参加選手の構想を語った。

 日本ではRIZINバンタム級GPが開催中で、大晦日に決勝が行われる予定で、現在、朝倉海(トライフォース赤坂)、井上直樹(セラ・ロンゴ&ワイドマンMMA)、扇久保博正(パラエストラ松戸)、瀧澤謙太(リバーサルジム東京スタンドアウト)の4選手が勝ち上がっている。榊原CEOは、優勝者のBellator参戦も示唆しているが、果たして「8人トーナメント」の枠に入ることが出来るか。

 現在、Bellatorバンタム級ランキングは、セルジオを筆頭に、前王者のフアン・アーチュレッタ(米国)、9連勝のラフェオン・スタッツ(米国)、元谷友貴に一本勝ちしたパトリック・ミックス(米国)ら、強豪が並び、戦線から離れていた挑戦者の堀口はランク外で、この陣容だ。

◆Bellatorバンタム級ランキング(※10月19日付)

王者 セルジオ・ペティス(米国)21勝5敗 ※12月3日に堀口恭司と対戦
1位 フアン・アーチュレッタ(米国)※前王者 25勝3敗
2位 ラフェオン・スタッツ(米国)17勝1敗
3位 パトリック・ミックス(米国)14勝1敗
4位 マゴメド・マゴメドフ(ロシア)18勝2敗
5位 レアンドロ・イーゴ(ブラジル)21勝5敗
6位 ジェイムス・ギャラガー(アイルランド)11勝1 敗※11月5日にパトリック・ミックスと対戦
7位 ジョシュ・ヒル(カナダ)20勝4敗
8位 ジョーネル・ルーゴ(米国)7勝0敗
9位 キャス・ベル(米国)5勝2敗
10位 ダリオン・コールドウェル(米国)15勝5敗

 果たして、2022年のバンタム級ワールドGPは、いかなる出場選手となるか。

 そして、フェザー級。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.331
2024年3月22日発売
UFC参戦に向け、ラスベガス合宿の朝倉海。「プロフェッショナル・ファイターの育て方」でチームを特集。『RIZIN.46』鈴木千裕×金原正徳インタビュー、復活K-1 WGP、PFL特集も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア