キックボクシング
レポート

【ONE】スーパーボンがペトロシアンを衝撃の失神KO、新旧K-1王者対決はグレゴリアンがサワーをTKO葬、シッティチャイ貫録の勝利、アラゾフがサナを秒殺KO、キリアはケールを初回KO

2021/10/15 22:10

▼第1試合 キックボクシング ヘビー級 3分3R
○ラーデ・オパチッチ(セルビア)
[2R 1分19秒 TKO] ※ヒザ蹴り
×パトリック・シミッド(スイス)


 シミッドは1月に試合が予定されていたがセコンドがコロナ陽性でキャンセル、4月にはオパチッチとの対戦が組まれていたが、オパチッチが欠場したため急遽オマール・ケイン(セネガル)とMMAルールで戦うことになり、パウンドで敗れた。


 オパチッチは2メートル近い長身を誇る23歳の新鋭でヨーロッパのキックボクシング団体『ENFUSION』のヘビー級リーグ戦優勝、クンルンファイト出場などで知られるようになった。ジマーマンとは練習仲間でもあるという。どONEヘビー級で2連勝中。


 1R、シミッドはパンチのコンビネーションを交えながら右ローを狙い撃ち、オパチッチは左ミドルを蹴り返す。オパチッチの左ボディを受けるとシミッドは後退。オパチッチの左ハイ、ヒザ蹴りももらうシミッド。オパチッチは左ボディを狙い撃ち、ヒザ蹴りも加えて左ボディでダウンを奪う。


 立ち上がると左ミドルから左ボディ2連発、さらに組んでのヒザ蹴りを打つと、右手を下げてボディを守るシミッドに左ハイでダウンを追加する。もう後がないシミッドだがオパチッチは容赦なく左ボディとヒザ蹴りで攻めていく。ダウン寸前となったシミッドだが、ゴングに救われた。


 2Rが始まってすぐ、右ミドルからのワンツーでダウンするシミッド。オパチッチは右アッパー、左ボディ、ヒザ蹴りで追い込んでいき、シミッドも右ストレートで対抗する。そこへ左ハイ、すかさず組んだオパチッチがアゴへ右ヒザを突き上げ、シミッドが膝を着いたところでレフェリーがストップ。オパチッチが3連勝を飾った。

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