朝倉未来との再戦?「そこは騒がしたくないので(笑)」
そんな中、10月2日には会場で解説を務めた『RIZIN LANDMARK vol.1』後に、朝倉未来から直接、リング上から再戦を要求された。
横浜大会で初防衛に成功後は、大晦日に朝倉未来戦が既定路線であるかの風潮に、斎藤は「それについてはよく分からないところはあるので。“個人的にどうなのかな”と思っているだけです」と、多くを語らない。クレベル・コイケに一本負けした朝倉が、68kgで萩原京平に判定勝ちしてすぐに王座に挑戦できるとなるのなら、そこに疑問があるのでは、と問われると、「いろんな言い方はあると思うんですけど、またそこは騒がしたくないのでちょっと」と苦笑した。
今大会で、現地観戦するファンが、斎藤のイメージカラーであるブルーを身につけ「アリーナを青くさせよう」という動きがあることについて聞かれると、「すごく嬉しいです。ツイッターのタイムラインでもよく目にするので、試合に向けていい雰囲気が出来てきているなと思います。現地でもPPVのリアルタイムでも同じ時間、一緒に戦ってほしいですね。見届けてください!」と、力強く語った。
最後のファンへのメッセージでは「ワンパンチKOしたい」とも語った斎藤。どんな相手でも舐めてかかることはなく、攻め急ぐこともないが、フィニッシュしたい。それも王者の本音だった。
【写真】斎藤と同じ横浜大会で、UFC、ONEで活躍した阿部大治と対戦するアキラは「斎藤選手がチャンピオンとして頑張っている姿を間近で見て、いつも刺激をもらっています。全部、僕の上を行っているので“やりやすい”ところはないです。RIZINで全員、失神KOさせます」。好きなバナナのブランドを聞かれ「バナナなら何でも大好きです」とゴリラキャラを徹底させた。
PANCRASEで田村一聖、松本光史を連続KOに降しているアキラについて、斎藤は「前回、5月にKO勝ちして、以降もずっと追い込み練習をしていました。そういった選手に、こういう試合の機会が回ってくることはすごくいいことだと思っていて、練習を一緒していても、すごく強くなっているんですよ。僕のことを『全部、上』と言ってましたけど、全然、そんなことなくて、いい勝ち方が出来そうな雰囲気が出ていますね。何か衝撃を起こしそうな気がします。石渡塾長に付きっ切りで見てもらっているので、秘策というか、対策が当たればすごく面白いことになると思います」と太鼓判を押した。