▼第3試合 第6代Krushライト級王座決定トーナメント準決勝(2)3分3R延長1R
○里見柚己(team NOVA)
判定2-0 ※30-29、29-29、30-28
×弘輝(team ALL-WIN)
※里見が決勝へ進出。
里見は15勝(8KO)9敗1分の戦績を持つ23歳。2019年8月にベテランの山本真弘から得意の左ストレートでKO勝ちして名を上げた。スーパー・フェザー級からライト級に階級を上げて連敗を喫したが、2020年1月の金子大輝戦では得意の右のパンチを炸裂させてKO勝ち。7月の瓦田脩二戦で敗れ、ジムを移籍しての再起戦では堀井翼に勝利。7月の1回戦では川崎真一朗にKO勝ちした。
弘輝は2020年6月にKrush初参戦を果たしたサウスポーで、初陣ではSEIYAを3Rでマットに沈めた。しかし、9月の朝久泰央では1Rに飛びヒザ蹴りでダウンを奪うも、2Rにハイキックで壮絶な逆転KO負け。3月のK-1では龍華にKO負けと、勝っても負けてのKOのファイター。7月の1回戦では慎重な戦いぶりで東本央貴を判定2-0に降した。戦績は7勝(5KO)3敗1分。
1R、サウスポー同士。左ローを蹴る里見に弘輝は左カーフキック。大きなフックで突っ込む弘輝だが、かわされて里見の左ストレートをもらう。弘輝が飛びヒザ蹴りを放つと里見は受け止め、抱きかかえられる形となった弘輝は客席を見てニヤリと笑う。
2Rも低い体勢から左右フックで入り込む弘輝。里見の左ストレートを頭を動かしてかわすと左フックを打ち込む。その後もフェイントしての左フック、飛び込んでの左フックと弘輝の左フックのヒットが目立ち始める。里見は左を空振りさせるとワンツー。
3R、里見はジャブを多用し始め、弘輝の出鼻を挫こうとする。頭を下げた弘輝にはヒザ蹴り。それでも弘輝は前へ出て左のパンチを狙う。里見をコーナーへ詰めて左右ボディを打つ里見。離れようとする里見を追う弘輝は左ストレート。里見は左ストレート、左ミドルで弘輝がバランスを崩す。さらに左ストレートでクリーンヒットを奪い、弘輝は下がらなかったがダメージが見えた。