MMA
インタビュー

【修斗】川名TENCHO雄生の王座に挑戦する18歳・西川大和「試合で誰かが助けてくれるわけじゃない。自分自身のメンタルや体調、テクニック、心を信用して戦う」

2021/09/20 15:09

大尊戦の3Rは捨てていた、それは──

――うーん、18歳とは思えない老成ぶりを感じます。さて、2021年5月の修斗での大尊伸光戦について、少し振り返っていただきます。1Rは大尊選手のカーフキックをもらいながら、金網まで詰め、自ら引き込む形を取りました。あれは、ご自身としていい形で引き込めていましたか。

「全然引き込めましたね」

――クローズドガードの中に入れて、上にいる大尊選手のパウンドを下から避けていました。あのパンチの避け方は練習しているのでしょうか。

「基本的に見えているから避けられる。パンチを避けるのはスタンドと変わらないんで。毎日ではなく、時と場合によって、そういった練習はしています」

――後ろがマットではありますが、「スタンドと変わらない」となると、肩を見たり、相手の視線を感じたりと?

「そうですね。ほかにも雰囲気もすごく出ます。パウンドに限らず、来るんだな、と圧力のかけてくる、よく皆さんが言う“殺気”というのもけっこう見えたりもするので、ああ、これ来るなというのを勘付いて避けたりもします」

――2ラウンド目はテイクダウンからバックを奪い、大尊選手が正対してくるところで、足をかけて三角絞めをセットしながら下になって極め切りました。

「あの試合は5分3Rの試合でしたが、あの後、3Rに行ったらどうなっていたの? とはよくいろいろな人から質問されます。自分は『3Rは捨てていたから』と答えています」

――それは、けっこうギャンブルではなかったですか? 足がパンパンにならなかったですか。

「かなりパンパンになりました。でも、ギャンブルではなかったですね。相手が筋肉もすごく多い方なので、三角だったり関節技って、極まりやすかったりもするので、首元の僧帽筋や、肩の筋肉もすごかったですし、相手の表情を見て、顔も真っ青になっていましたので、“ああ、もうこれ極まりそうだな”と思って、チャンスを逃さず極め切りました」

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