キックボクシング
レポート

【RISE GP】寺山日葵が小林愛三に僅差の勝利、宮﨑小雪が伊藤紗弥を延長戦で振り切る、AKARIがKO勝ち、村上悠佳がKINGレイナとまさかの寝技に

2021/09/12 19:09

▼第4試合 Specialエキシビションマッチ 3分1R
-KINGレイナ(フリー)
勝敗なし
-村上悠佳(TEAM TEPPEN)


 村上との対戦が決まっていた浅井春香(Kick Box)が新型コロナウイルス濃厚接触者となったため欠場。代わりにKINGレイナとの異色エキシビションマッチが決定した。


 村上は極真空手をバックボーンに持ち、破壊力抜群の蹴りを武器にアマチュアキックでは1年弱で11戦全勝6KOの戦績をあげてプロに転向。デビュー戦ではダウンを奪って勝利したが、2戦目でいきなりJ-GIRLSフェザー級王者・空手こまちと対戦して判定負け。その後はQueenマオ、カン・イェジン、ウー・ユティン、MAYAに4連勝したが、2020年9月に浅井春香に判定3-0で敗れた。今年4月には『HEAT』に初参戦し、鈴木万李弥と女子の年間ベストバウト候補と言われる熱戦を展開し、判定2-1で勝利を収めている。戦績は6勝(1KO)2敗。


 KINGレイナはDEEP JEWELS、RIZINで活躍するMMAファイターでMMA戦績は12勝4敗。昨年はDEEPにてキックボクシングルールで熊谷麻理奈と対戦して1勝1敗。今年7月にはシュートボクシングの『Girls S-cup』のリングへ乗り込み、メインイベントでSB日本女子ライト級王者・未奈と対戦したが判定3-0で敗れた。


 蹴りで快音を響かせる村上に、KINGレイナは前へ出てフックを繰り出していく。レイナのローに右ストレートを合わせる村上。レイナは村上のミドルをキャッチするとそのままテイクダウンし、上からパウンド。村上はリバーサルして上になるという見せ場を作る。それ以外はパンチと蹴りを交わし合い、残り30秒では足を止めての打ち合いも見せた。


 エキシビションを終えたレイナは「急遽村上選手の相手になりまして、ありがたいお声をかけていただいたのでリングに上がらせていただきました。10月23日に前回シュートボクシングでやった未奈選手とやる予定になっております。よければ見に来てください」と次回の試合を告知。


 村上は「コロナの影響で相手が欠場になってしまって相手を探してもらったんですが見つからなくて、それでもエキシビションを組んでくださってありがとうございました。今回流れてしまったのは仕方ないですけど、相手のコンディションが整えばやってもらいたいと思うのでその時にまたよろしくお願いします」と話した。

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