キックボクシング
レポート

【ビッグバン】駿太が9年ぶりタイ人選手との対戦で2度ダウン奪って快勝、FUMIYAは山際和希を初回KOで返り討ち

2021/08/29 22:08

▼第8試合 Bigbangフェザー級王座挑戦者決定戦 3分3R延長1R
×亀本勇翔(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/元Bigbangスーパーバンタム級王者)
KO 3R 2分34秒 ※左ボディブロー
○稲垣 澪(K-1ジム大宮チームレオン)


 亀本は2015年12月に瀧谷渉太、2018年1月に森坂陸、2019年2月に出貝泰佑から勝利を収めている。また、敗れはしたものの武居由樹、玖村将史とも拳を交えた。2019年11月にはトーナメントを制してBigbangスーパーバンタム級王座を獲得。2020年12月にK-1初参戦し、軍司泰斗と対戦したがKO負け。5月のK-1では斗麗に判定負けを喫して戦績を10勝(2KO)10敗とした。


 稲垣はテクニックに定評があり、2020年4月にプロデビューすると3戦全勝(2KO)。早くもタイトルに絡むチャンスが巡ってきた。


 1R、サウスポーの亀本はカーフを蹴りつつ左ミドル、稲垣はワンツーで切り込んでいく。稲垣の右のフックが2度入るが、亀本は変わらずミドルを蹴っていく。終盤、クリンチしてきた亀本が頭を下げたところへ稲垣がヒザを突き上げ、これでフラふいた亀本に稲垣がラッシュ。プッシュして倒れた亀本は立ち上がろうとするもふらついて倒れ、ダウンを取られる。


 2Rは互いにパンチとヒザでボディを攻め合い、至近距離でフックを打ち合う。離れると稲垣の右が何度も命中。亀本もパンチを打ち返すが稲垣のヒットが目立つ。


 3R、亀本は左ストレートとヒザ蹴りで逆転を狙うが、稲垣はクリンチで止めて亀本に多くの手数を出させない。逆に強い右を打ち込み亀本をグラつかせる。最後はロープを背にした亀本に連打からの左ボディ。一瞬遅れて亀本がうずくまり、そのまま立ち上がることができず稲垣のKO勝ちとなった。


 マイクを持った稲垣は「4戦目で挑戦者決定戦の舞台に上げてくださった関係者の皆さん、ありがとうございます。11月14日、みなさんぜひ応援に来てください」とタイトル奪取へ向けて意気込んだ。

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