キックボクシング
レポート

【ビッグバン】駿太が9年ぶりタイ人選手との対戦で2度ダウン奪って快勝、FUMIYAは山際和希を初回KOで返り討ち

2021/08/29 22:08

▼第10試合 メインイベント第1試合 67.5kg契約 3分3R
×山際和希(谷山ジム/第7代Krushウェルター級王者、元Bigbang同級王者)
KO 1R 1分44秒 ※左ボディブロー
○FUMIYA(ポゴナ・クラブジム)


 山際は2009年に全日本学生キックボクシング連盟ウェルター級王者となり、プロデビュー後も順調に勝ち星を積み重ね、2015年6月にBigbangウェルター級王座を獲得。2017年2月まで11連勝を記録した。K-1 JAPAN GROUPには2013年から参戦し、2020年8月の第7代Krushウェルター級王座決定トーナメントで連続KO勝ちして悲願だったKrush王座に君臨。しかし、王者として臨んだ11月の『Bigbang』でFUMIYAにKO負けを喫し、続く今年1月の初防衛戦で加藤虎於奈に敗れて王座を失った。続く6月のKrushでも寧仁太・アリに敗れて3連敗中。戦績は32勝(13KO)17敗4分。


 FUMIYAは水泳でジュニアオリンピックに出場し、陸上でも関東大会出場を果たしたフィジカルエリート。2017年3月にKrushでプロデビュー。勝っても負けても全てKO決着というレコードで戦績は7勝(7KO)8敗。


 両者は2020年11月の『スーパービッグバン2020』にて67kg契約で対戦し、FUMIYAが2R3分ちょうどにバックハンドブローでKO勝ちしている。


 1R開始と同時にFUMIYAはバックキックの奇襲。それを見せておいて接近するとバックブローを繰り出す。山際はバックブローを注意しながら回り込み、右ミドルを蹴っていくがFUMIYAの圧力に下がる。


 FUMIYAは山際がロープを背負ったところでバックキック。モロにボディへ喰らった山際は吹っ飛び、FUMIYAがすかさずラッシュをかけて左ミドル、左ボディ、さらに左右フックで山際をコーナーへ釘付けに。最後は右アッパーと左ボディが決まり、山際はその場に崩れ落ちて10カウントを聞いた。山際は担架で運ばれるほどのダメージ。


 FUMIYAは「べしゃりが苦手なんですけれども」と前置きしながら、「前回山際選手とやってもう1回対戦するとオファーをいただいた時はちょっとマジかって気持ちでしたが、もう1回バックハンドでぶっ倒してやろうって気持ちで試合をしました。山際選手はお腹が痛い状態ですけど、オファーを受けていただきありがとうございました。いま見てもらって分かったと思いますが、K-1のベルトを狙っているのでオファーよろしくお願いします。僕はいつでも出られるのでオファーください」とアピールした。

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