イモト(右)が大差をつけてモハン・ドラゴンから殊勲の勝利を収めた(C)YCC
SHOOTBOXING 2021 YOUNG CAESER CUP CENTRAL #27 “DEAD or ALIVE”TKO COVID 19
2021年7月25日(日)愛知・ホテルプラザ勝川
▼第9試合(メインイベント)SB日本スーパーライト級ランキング戦 エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
〇イモト・ボルケーノ(グラップリングシュートボクサーズ/SB日本スーパーウェルター級4位)
判定3-0 ※30-27、30-27、30-26
×モハン・ドラゴン(ネパール/士魂村上塾/Bigbangウェルター級王者、元MA日本スーパーライト級王者)
5月23日から延期となっていた愛知県大会のメインイベントは、モハン・ドラゴンとイモト・ボルケーノの日本スーパーライト級ランキング戦が組まれた。モハンは、今年4月の海人戦、6月の村田聖明戦ともに豪腕を武器に激闘を繰り広げたばかり。日本スーパーライト級タイトル挑戦を狙うためにも、勝利をあげたいことだろう。強豪を迎え撃つ形となったイモトは、今年2月のシリーズ開幕戦で6連勝と勢いのある一階級上の上位ランカーの村田義光からダウンを奪い、判定勝利を収めている。さらに勢いに乗るためにも、ドラゴン狩りを達成したいところだ。
1R、イモトはローキック、左ストレート。モハンはガードを固めて、ロー、右のロングフック。イモトはバックドロップで豪快にモハンを投げ捨て、2ポイントを獲得。ローを連発するモハンは、左フックでKOを狙った。
2R、モハンが前へ出てフック。イモトは前蹴り、右フックを合わせる。バックを奪ったイモトは、投げ捨てるがポイントにならず。右フックを当てて、転倒するモハン。それでもモハンは、前へ出て強烈なパンチを繰り出す。風を切る音が聞こえてきそうなモハンのフックをイモトはかわして、手を挙げる。
3R、モハンはロー、右フックで攻撃。勢いがあったのか、イモトは転倒。モハンはダウンをアピールするが、認められず。組みついてフロントチョークに入るイモトだが、これは不発。だが、すぐに首投げでシュートポイントを奪った。モハンは、最後までフックを振り回す。イモトがチョークの体勢に入ったところで、試合終了。判定3-0で、イモトが勝利。勝利が決まった瞬間に涙を流した。
マイクを握ったイモトは、「モハン選手は中学校の頃からトップファイターだった鈴木博昭選手をKOして怖い選手だったんですけど、足を使って勝つことができました。アマチュア時代を含めてタイトルを獲ったことがないので、ぜひシュートボクシングのベルトを巻かせてください」とアピールした。