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レポート

【Krush】佐々木大蔵が盤石のテクニックで平山迅を寄せ付けず2度目の防衛、晃貴は黒田勇斗とのタフファイトで競り勝つ

2021/05/30 23:05

▼第6試合 Krushスーパー・フェザー級 3分3R延長1R
×伊藤健人(K-1ジム蒲田チームアスラ)
判定0-3 ※28-30、27-30、26-30
〇中島千博(POWER OF DREAM)


 中島は極真空手で2017年第34回全日本ウェイト制軽重量級優勝、2017年オールアメリカン大会無差別級3位、2018年USウェイト制軽重量級優勝などの実績を引っ提げてキックボクシングに転向。2019年5月にプロデビューし、2勝(2KO)を飾ったが2020年2月に横山朋哉に敗れプロ初黒星。9月も山本直樹に敗れ連敗中。


 伊藤は9勝(2KO)10敗4分と23戦のキャリアを持ち、小澤海斗や芦澤竜誠らと拳を交えてきた。前戦は2020年12月に三輪裕樹に敗れている。


 1R、伊藤は左右ミドルで快音を響かせ、カーフも蹴る。ジャブ&ミドルで距離を取る伊藤に中島は攻めあぐねたが、終盤はショートのフック&アッパーで前に出る。


 2R、中島はよく伸びる右ストレートをヒットさせる。左右のミドルを蹴る伊藤に中島はプレッシャーをかけていき、終盤についに中島の左ショートアッパーがヒット。アッパーを連打した中島は左フックとアッパーの中間のようなパンチでダウンを奪う。


 3Rは伊藤がダウンを奪い返そうとパンチ主体の攻撃で前へ出る。これに中島は蹴りでそのまま逃げ切ろうとするかに見えたが、ショートのアッパーと叩きつけるようなフックで再び攻めていく。伊藤の右ストレートには右のカウンターをヒットさせ、強い左ミドルも蹴る。伊藤は右ストレートとヒザで逆転を狙ったが届かず、中島が大差の判定勝ちを収めた。

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