▼第8試合 Krushスーパー・バンタム級 3分3R延長1R
〇晃貴(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
延長R 判定2-1 ※10-9×2、9-10
×黒田勇斗(K-1ジム心斎橋チームレパード)
※本戦の判定は29-29×3
晃貴は現K-1 WORLD GPスーパー・フェザー級王者・武尊と同じ鳥取県出身で、鳥取時代も同じジムにいた弟分。2019年1月に第4代Krushバンタム級王座に就いた。2019年11月の2度目の防衛戦で佐々木洵樹に敗れて王座を失い、そこからは勝ち負けを繰り返している状態。前回2月大会では野田蒼にKO勝ちしており、このまま波に乗れるか。戦績は9勝(3KO)7敗1無効試合。
黒田は2018年5月からK-1 JAPAN GROUPに参戦し、4戦目で初勝利を上げるも2019年11月の5戦目で椿原龍矢に判定負け。2020年9月のK-1では三井大揮に判定勝ちも、前戦は今年1月に小倉尚也に判定負けしている。戦績は4勝8敗1分。セコンドには、つい先ほどK-1バンタム級日本最強決定トーナメントで優勝した弟の黒田斗真が就いた。
1R、前に出るのは黒田。174cmの長身(晃貴は160cm)から繰り出すワンツー。黒田のローキックがローブローとなって一時中断。再開後、晃貴が飛び込んでのフックをヒットさせ、強いローを蹴り、カーフも蹴る。そしてまた飛び込んでのフック。晃貴のインファイトを許してしまう黒田だが、ワンツーで迎え撃つ。
2R、晃貴は右フックをしっかりヒットさせつつ、強いインローとカーフを蹴る。黒田はヒザを多用するが、晃貴はそれにフックを合わせに行く。身長差やリーチ差を感じさせない飛び込んでのパンチで優勢に立つ晃貴。
3R、打ち合いの中で黒田の右ストレートをもらって腰を落とす晃貴。すかさず黒田がラッシュを仕掛けて晃貴をコーナーへ詰め、右ミドルでも快音を響かせる。コーナーから脱出すると晃貴は再び右フック。黒田も打ち合って判定はドローに。
延長戦。黒田の右ストレート、ボディへのヒザをもらう晃貴だが、ラスト30秒で右フックをヒットさせて反撃。左右フックをパワフルに放ち、黒田の右ストレートに対抗。甲乙つけがたい打ち合いとなったが、判定2-1で晃貴が勝利をもぎ取った。