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【UFC】黄金のバンタム級でフォントがガーブラントを下し4連勝! エスパルザがシャオナンをTKOで5連勝! 元IGF&RIZINのバーネットは初陣飾れず

2021/05/22 21:05

【プレリム】

▼ヘビー級 5分3R
○ベン・ロズウェル(米国)265.5lbs/120.43kg
[2R 2分07秒 ギロチンチョーク]

×クリス・バーネット(米国)263lbs/119.30kg

 1R、サウスポー構えのバーネットの頭を下げたオーバーハンドに、ロズウェルは右アッパーを突き刺すと、右インローで削りながらバーネットの組みも右で差してテイクダウン。ハーフからパウンド、バックマウントでリアネイキドチョークをパームトゥパームで足をかけずに極めに。ここはバーネットがブリッジで返す。しかしスタミナを削られたバーネットの打撃は頭が下がると、ロズウェルは首相撲ヒザ蹴り。さらにクリンチボクシングで右のショートアッパーを打ち込む。

 2R、圧力をかけるロズウェルに、打撃の軸が乱れるバーネット。ロズウェルは詰めて右ローも。バーネットの右スーパーマンパンチはかわされる。ロズウェルの右を受け、手打ちで押し戻すバーネット。バーネットは打ち終わりに背中も見せてしまう。スタミナが切れたバーネットにロズウェルは右アッパー! 倒れかかりながらダブルレッグに入るが、がぶったロズウェルがノーアームギロチンチョークへ。仰向けになって逃れようとしたバーネットだが、タップした。

◆ロズウェル「ヘビー級をもう一度、偉大な階級にしたいんだ」

「このスポーツに“老犬に新しい芸を教えることはできない”という言葉は当てはまらない。常に新しいことを学ぶ必要がある。今回の試合ですらそうだ。相手の背中に打ち込んで、チョークでフィニッシュできそうだったんだけど、少しアグレッシブにいってしまい、それに向こうのボディタイプも少し違っていた。ただ、フックを決めるべきだったとは思う。必要のない技術的にダメなところもあった。自分の柔術はそれよりはるかに優れている。正直、相手の首を落とせると思っていたんだ。どん欲に行きすぎて一瞬だけマウントを取られた。これが、ミスの許されない相手との試合だったら、絶対に犯せないミスだ。

 もう一度、この試合を見てみる。もっと動きが必要だ。動いている時、散発的に動きている時だとかなりやばい打撃ができるけど、復帰して以降の最近(復帰してから6試合目)ではなんとなく止まっていてあまり動いていなかった。それを修正するために常に努力している。今回はここ数戦に比べてうまくいったと思うけど、次はもっとうまくやる。自分のアッパーカットを使って、いくつか確実にブロックしていた。相手は打ってきていたけど、自分の方が強く打ち込めるから、一対一の勝負に持ち込むつもりだった。試合を見ればそれが分かるはずだ。自分は見ていないから分からないけど、アッパーカットが数発当たっていたはずだ。それについて話しているのも聞いた。背の低い選手が頭を下げれば、あのアッパーでゲームオーバーさ。俺はフィニッシュを重視している。とても重要なことだ。フィニッシュは俺の得意なこと。ヘビー級をエキサイティングなものにしたかった。今、ヘビー級は最高の状態にあると思う。パワフルな選手がたくさんいて、みんながフィニッシュしている。ヘビー級をもう一度、偉大な階級にしたいんだ。それにはフィニッシュを決めることが大事。今日、観客がいたら打撃とフィニッシュで総立ちだっただろうね。それが俺の狙いさ。

 これで39勝目だけど、そのうち35回がフィニッシュ勝利、だったかな。正直、判定は3回しかしていないと思うんだけど、誰かが4回と言っていたから自分の戦績を確認しないと。自分の記録はもう覚えていないんだ。忘れてしまったからチェックしてみないといけない。いろんなことを経験してきた。今年、今回の試合まではジェットコースターに乗っているような感じだったから、UFCに感謝するとすれば、ホテルに戻り、プロテインのシェイクとセロリスティックを用意して試合後の打ち上げパーティーをしないとね。ヘビー級は直前のオファーがあるんだと知ったから、準備を怠らないようにしたい。今年は最低でもあと2試合したいからね」

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