「朝倉未来1年チャレンジ」落選の「DREAMERS」がトライフォース赤坂で練習試合、ヒロヤ相手に柳田は厳しい「連敗」
第8話では、『朝倉未来1年チャレンジ』に挑戦するも落選した柳田龍彌と漆間將生、2人の“DREAMERS”が、朝倉の所属するトライフォース赤坂に出稽古のスパーリングへ。『朝倉未来1年チャレンジ』に合格し、すでにプロとして活躍しているヒロヤ、 畠山祐輔にチャレンジした。
高谷裕之総監督が「どこまで食らいつけるか。悔しい思いもあると思う。勝つつもりでいきます」と語るなか、DREAMERSと首脳陣は、トライフォース赤坂へ乗り込む。
ヘッドギア着用のつもりも、「ヒザパットありとヒジ無し(ルール)なんでノーヘッド(ギア)で」という朝倉未来に、岡見ヘッドコーチも「やる気満々だから乗りましょう。退いてるわけにはいかない」と語り、練習試合はヘッドギア無しの5分3R、ヒジ無しのユニファイドルールに。両者レガースを着け、アンコの大きなオープンフィンガーグローブでの試合形式のスパーリングとなった。
「向こうはギアなんか要らないって言っている。殺しに来ているから。2人とも舐められてる。(朝倉未来チャレンジに)落ちたんだから見返さなきゃ。試合で見せつけろよ」とゲキを飛ばす岡見HC。高谷総監督も柳田にファールカップを着けながら、「お前、ブチ殺せよ。ほんとうに。向こうもその気で来てるからな」と気合を入れる。
一方の未来は、すでにプロとして活躍する畠山とヒロヤに、「尺の方だけは伸ばしたいんで、5分3Rだけど、すぐに極めるのだけは止めてもらって」と余裕を見せる。
第1試合は、DEEPではバンタム級で戦うヒロヤが、アマチュアパンクラス横浜ではフェザー級に出場した柳田と対戦。かつて「1年チャレンジ」で落選した柳田は「やられることは意識せずにやってやろうというだけ」と意気込む。
「1年チャレンジ」選考時の柳田の印象を聞かれたヒロヤは、「印象は特にないかなって。そのオーディションのなかで僕が一番強かったんで」と振り返ると、「この1年でどれだけ(自分が)強くなってるかも分かるし、ちょうどいいかなって感じですね。時間をかけていじめてやろうかなって思います」と、差があることを語った。
柳田とヒロヤによる第1試合。
1R、ともにオーソドックス構え。左ハイを先にガード上に当てる柳田。ステップを使うようになるヒロヤはを振って組みに。それを左にさばいてバックにつこうとする柳田だが、ガードに入れたヒロヤは、中腰からパウンドを狙う柳田に、左足を外掛けして、すぐにサドルロックに組んで外ヒールフック!
わずか24秒でタップを奪い、柳田を秒殺した。苦笑する未来は、「え? どうしたん? 違うじゃん、当初の作戦と。尺短いよ、マジで。もう1回、お願いしとく? 練習試合になってないからさ」と、汗もかかずに秒殺したヒロヤを見て、再試合を提案。
高谷は「こっちは負けてるんで何も言えないけど、もしやってくれるなら」と未来に挨拶し、岡見も「次はクソみたいな試合はしないんで」と話し、仕切り直しの2試合目が決定した。
「お前、集中しろよ。最初やられたとか関係ないからな」とカツを入れる高谷総監督。「いきなり、行こう」と、ヒロヤに告げる未来。再試合のゴングが鳴らされた。
1R、ともにオーソドックス構え。先に右ローを打つヒロヤに柳田も蹴り返し。その蹴り終わりに組むのはヒロヤ。左で差して金網まで押し込み右ヒジを打つ柳田。さらに左右も、そこにカウンターのダブルレッグテイクダウンはヒロヤ!
ガードの中に入れる柳田に、パウンドを入れながら片足をパスするヒロヤは右で枕に巻き背中を着かせる。ケージウォークで足を戻す柳田だが、スペースが空いても立つことが出来ない。腰を殺してすぐにまた片足を抜くヒロヤもゴング。
「(相手が)テイクダウン取りたがっているのは分かってるんだから、先に行けよ。このラウンド取られてるんだから次しかねーからな」という高谷。一方の未来は「次、すぐ詰めてって、打撃は細かいのを」とアドバイスする。
2R、先に右ローを打ち、そのままスイッチする柳田。オーソドックスに戻すと、ヒロヤの右ハイに前手の左フック。しかしそのままヒロヤは詰めてダブルレッグテイクダウン! 1R同様にハーフから右で枕に巻き、左で細かいパウンドを打つヒロヤは腰を上げてマウント。あっさりと腕十字を極めた。
「柳田のダメなところが全部出たな、もっと練習しないとダメだよ」という岡見。2連敗に顔を落とすDREAMERS陣営に、「このまま帰るわけにはいかない。バカにされるからね」とあらためてゲキを飛ばした。